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システム障害はなぜ二度起きたか

日経コンピュータ編『システム障害はなぜ二度起きたか』読了
雑誌の方でも特集されていたが、図書館で見つけて読んだ。
日経コンピュータだから出来ることだと思われるが、みずほ銀行およびホールディングスをメッタ切りにしている。確かに多くの問題があって、それらの対応を怠ってきたことから、システム障害を起こして、利用者に多大な迷惑をかけてしまった。ただ、大上段にメッタ切りするほど日経コンピュータは偉いのか。
分析は見事だ。単にシステムの問題とか、運用者の問題にさせずに、このようなシステムを放置してきた経営者の責任を述べている点は共感できる。
経営者が総じてITに無知であるという点も同意する。システムを使っている側は使えていることが当たり前で、使えなくなるとか不便だということには大声を出す割にはお金をかけない。人力でなんとかしろと言ってくる。
自分もシステムを運用する側なので、そちらの立場を明確にしてくれている本書はありがたい。ただ、この本を読む経営層はどれだけいるのか。日経コンピュータを読む経営者はいるのか。
残念ながら、ことITに関していうと日本の経営者は明治時代の感覚と変わっていないのではないか。
本書が述べているように、2度あることは3度ある。どこかでもう一度大きな障害を起こすのではないかと危惧される。まあ、みずほ銀行に入れていた預金はほかへ移してしまったから、自分はいいけど。
経営層にはシステムを作るということ、動かし続けるということがどれだけ難しいかということをもう一度理解してもらいたいものだ。

システム障害はなぜ二度起きたか――みずほ、12年の教訓
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