感染列島 パンデミック・イブ
吉村 達也著『感染列島 パンデミック・イブ』読了
また、寒くなってきてインフルエンザの心配をしなくてはならなくなった。
日本人は熱しやすく冷めやすいので、鳥インフルエンザのことなんか忘れてしまったかもしれない。でも、確実に強毒性インフルエンザがはやる状況が近づいている。
きっと鳥インフルエンザのヒトへの感染が一般化するだろう。そこからヒトからヒトへもいくだろう。昨年はインフルエンザにかかったというだけでびくびくしていた。感染拡大を防ぐようにしなければならないが、どこかで甘く考えているのではないか。”想定外”のことは簡単に起きるのかもしれない。
ちなみにこの小説はこのあたりの鳥インフルエンザ関連の知識を得るためにはいいけど、物語的には何を主題としたかったのかよくわからない。もうちょっと爆発的な感染拡大によるパンデミックについて書いていけば良かったのに、なんか男と女のことになってしまったり、絵画の贋作ルートに巻き込まれたりとか、よくわからない展開だった。普通に読めば面白いのかもしれないが。
感染列島 パンデミック・イブ | |
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