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放射能汚染の現実を超えて

小出 裕章著『放射能汚染の現実を超えて』読了
チェルノブリイ事故後に書かれた名著の復刻書。
今回の事故を受けて、一部だけ追加して復刻されたが、われわれはこうした科学者の警告を無視して、原発を動かし続け、想定された地震がたまたま起きたがためにこのような放射能汚染の事態に至ってしまった。
これを読むと、チェルノブイリから何も学ばなかったことがよくわかる。日本では原発事故など起きないという安全神話の上にあぐらをかいてしまっていた。
改めて認識したことは、外に出してしまった放射性物質に関しては既にどうしようもないことだということ。きっちり管理して原発や放射性物質を管理する場所に保管してあるのなら問題ないが、ひろく地上にばらまかれてしまった後では、出来ることは被曝の影響をいかに少なくするかしかない。除染を行うと言っても、除染して除かれた放射性物質は水に流されてどこかにたまる。結局最低でもあと30年は心配をし続けなければならない。それは福島だけでなく、日本のどこでもそうだということ。東京だって同じこと。現に東京の下水処理場の汚泥が放射能で汚染されていて、処理できなくなっている。そうだ、東京にもたくさん降り注いでいるということ。どこかにホットスポットが出来ていてもおかしくない。
すでに起きてしまったことなので、今更仕方がないのだが、本当に後悔先に立たずだ。

放射能汚染の現実を超えて
放射能汚染の現実を超えて小出 裕章

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