ミッドナイト・エクスプレス
沢木耕太郎著『ミッドナイト・エクスプレス』読了
何を今更って思うでしょ。
ずっと読みたいと思っていたがなかなか時間もないとやめていたが、この夏思い立って読み込むことに。
あまりの面白さに、2日で読んでしまった。読み飛ばした感はあるが、非常に読みやすい。
あえて紹介するまでもなく、深夜特急シリーズを全集として収録したもの。
インドのデリーからバスでロンドンまで行くと決め、友達と賭けをして日本を飛び出す。途中香港から東南アジア、シンガポールと放浪を続け、やっとインドに到着。そこから本当の旅が始まる。
読んでいて、実際にはこの香港からシンガポールまでの旅程が面白かった。その後、ロンドンまでについては使命感で旅を続けている感じ。どんどんゴールが近づくにつれて、息苦しくなっていくのがよくわかる。
しかし、読みやすい。旅行記としては最高。もっと若いときに読んでいたら、自分も同じように東南アジアに飛び出していったかもしれない。リタイヤしたら、こういう経験もしてみたいと思ってしまう。
この小説を読んでいて、頭に浮かんだのは吉田拓郎の『永遠の嘘をついてくれ』だ。この中島みゆきが作った歌詞がぴったりする。
ミッドナイト・エクスプレス (沢木耕太郎ノンフィクション8) | |
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