« 2011年5月 | トップページ | 2011年7月 »

武士の家計簿

磯田 道史著『武士の家計簿』読了
映画にもなったらしい。映画は見ていないので、わからないが。
加賀藩の御算用者(役人)の武士の幕末から明治に掛けての生活が書かれた古文書を読み解いて、その当時の武士の暮らしぶりを科学的に解読した。
なかなか江戸時代の武士の暮らしはわからなかったらしい。その昔、黒澤明監督が七人の侍を製作するシナリオを書こうとして、構想を練ったときに、ある武士の一日を描こうとしたが、そもそもどういう暮らしだったのかがわからなかったということを書いている。結局、百姓が武士を雇って野武士の襲撃から身を守った故事を見つけて七人の侍になったというエピソードを聞いたことがある。
今回、古文書を見つけたことで、武士の暮らしぶりが少しわかったということだ。書き留めていた人も几帳面だったということだろう。
中で、興味深いのは給料のもらい方だ。昔は石高で決まったお米をもらっていたが、実際にもらうのは食べる分だけで、残りはお金に換えていたとか、そのお米も夏と冬にもらっていたとか。いまのボーナスにつながる感じだ。あと、稟議制度に似た物も存在していたらしい。うちの会社も稟議制度があり、下から順番にはんこを押して、合意形成を行うのだが、こんな制度も江戸時代からあったらしい。責任の分担と言えばかっこいいが、要するに責任の所在をわからなくしているだけ。こんな暮らし方が、いまも脈々と生きて我々につながっているということを再認識した。

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)
武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)磯田 道史

新潮社 2003-04-10
売り上げランキング : 2271

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
殿様の通信簿 (新潮文庫) 江戸の備忘録 幕末単身赴任 下級武士の食日記 (生活人新書) 学校では習わない江戸時代 (新潮文庫) 日本人の叡智 (新潮新書)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月光

誉田 哲也著『月光』読了
サスペンス?ハードボイルド?ミステリー?青春もの?どれにも当てはまるような当てはまらないような。
結局、最後の月光のピアノを弾くところを書きたいがために、ひたすら状況を作って前ふりしたのではないか。
しかし、ちょっとあり得ない状況だ。
高校3年の女子高校生が、音楽教師と不倫の関係になるとか、それを校舎の音楽室でやっていて、男子生徒に写メされるされるとか、それで妹のことを持ち出されたら、自暴自棄となって結局自殺みたいになっちゃうとか。フィクションだからいいとはいうものの、なんかやだね。
それで結局、男子高校生も殺されて、どこにも光がない。残される妹がかわいそう。まったく希望というものがない。
話題性という意味では、面白いかもしれないが、ちょっとついていけない。

月光 (徳間文庫)
月光 (徳間文庫)誉田 哲也

徳間書店 2009-03-06
売り上げランキング : 23152

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
アクセス (新潮文庫) 春を嫌いになった理由(わけ) (光文社文庫) 国境事変 (中公文庫) 妖(あやかし)の華 (文春文庫) ジウ〈2〉―警視庁特殊急襲部隊 (中公文庫)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

みんなのふこう

若竹 七海著『みんなのふこう』読了
コメディというかミステリーというか。
気楽な気持ちで読める小説。神奈川の葉崎という架空の都市で繰り広げられる事件をFM放送局の番組を通して話を進めるという展開。
まあ、特に肩肘張らずに読める気楽な小説。

みんなのふこう (文芸)
みんなのふこう (文芸)若竹 七海

ポプラ社 2010-11-11
売り上げランキング : 304351

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ポリス猫DCの事件簿 プラスマイナスゼロ (ポプラ文庫ピュアフル) 遺品 (光文社文庫) クール・キャンデー (祥伝社文庫) ちあき電脳探偵社 (PHP文芸文庫)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エースの系譜

岩崎 夏海著『エースの系譜』読了
『もしドラ』の著者の処女作らしい。しかし、出来は悪い。
そもそも小説になっていない。ひたすら、高校野球のエースをどう育てていったかを書いているが、いかにもドキュメンタリータッチになってしまっている。フィクションなのに。
高校生なんだから、こんなにもうまくいくはずはないのだけど、フィクションならいいかとも思えるが、そうだとしたら、もう少し物語性が必要だろう。記録として読むならいいけど、そもそもフィクションなんだからさ。
『もしドラ』と同様に感動を期待していたら、残念な結果に終わる。そういう意味でももしドラは良く出来た小説だと改めて思ってしまった。

エースの系譜
エースの系譜岩崎 夏海 久米田 康治

講談社 2011-03-18
売り上げランキング : 24879

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
甲子園だけが高校野球ではない 別冊オトナアニメ コミック×アニメの最前線!! (洋泉社MOOK 別冊オトナアニメ) マネジメント革命 -「燃える集団」をつくる日本式「徳」の経営 (講談社プラスアルファ文庫) さよなら絶望先生全書(ANIMESTYLE ARCHIVE) かってに改蔵 上巻(期間限定版) [Blu-ray]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011 グリーンカーテン作戦 その1

今年もグリーンカーテン作戦を実施しております。
震災の影響もあり、気分的にのらなかったので、開始がやや遅れてしまいました。
5月中旬に種まきをしました。今年はプランターごと品種分けをしました。アサガオとゴーヤと風船カズラです。
ゴーヤとアサガオは中部電力さんからの提供品です。

種まきをして、双葉が出てきた様子はこちら
アサガオ
Img_0525

風船カズラ
Img_0526

ゴーヤはなかなか芽がでなくて心配になりました。

その後、順調に成長し、網をかけました。
アサガオはこんな感じ
Img_0528

ゴーヤです。
Img_0529

風船カズラはこれ
Img_0530

いずれも、ちょっと遅いので、7月にちゃんとグリーンカーテンになってくれるかちょっと心配。
来月、その後の状況をレポートします。

ちなみに風船カズラは毎年どっさり種が取れるので、もし、欲しい方がいらしたらプレゼントします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

サーバ/インフラエンジニア養成読本

技術評論社からの案内で気になっていたのですが、ついに買ってしまいました。
今や、インフラ関係の技術者の方が使えるのではないかと思います。ソフト開発はオフショアで海外に行ってしまうし、いまさら位置からスクラッチで開発するなんて無駄だし。
世の中、クラウドがどうとか言っているけど、所詮レンタルサーバがどこかにあるってことでしょ。そことどうやってつなげるかも大事になってくるし、そうなるとネットワークの知識もいるよね。
ソフトウェア技術者を目指す/やっている人なら、読んでおいて損はなし。

サーバ/インフラエンジニア養成読本 [現場で役立つ知恵と知識が満載!] (Software Design plus)
サーバ/インフラエンジニア養成読本 [現場で役立つ知恵と知識が満載!] (Software Design plus)SoftwareDesign編集部

技術評論社 2011-04-08
売り上げランキング : 4040

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
Linuxエンジニア養成読本 [仕事で使うための必須知識&ノウハウ満載!] (Software Design plus) プロのための Linuxシステム・ネットワーク管理技術 (Software Design plus) プロのための Linuxシステム構築・運用技術 (Software Design plus) rsyslog 実践ログ管理入門 Nagios統合監視[実践]リファレンス (Software Design plus)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

銃・病原菌・鉄

ジャレド ダイアモンド著『銃・病原菌・鉄』読了
どこかの書評に出ていたので読んでみたが、やっぱり難しい。
なざ、人類はこんなに発展することが出来たのかを科学的な史実を元に解説をしている。
まず、狩猟生活をしていた人類が農耕生活に移っていったきっかけは何か。世界中の各地で農耕が始まるが、その時期は当然ながらばらばらである。それぞれが独立に農耕生活を始めていると思われるが、そのきっかけはなにか。
農耕生活によって人類は定住生活を始めるようになり、人口が増えるようになる。そうするとさらに食料生産を増やさなければならなくなり、様々な工夫が登場してくる。
さらに、文字はどこで発明されて、どのように伝わったのか。独立して文字を発明した地域はいくつあったのか。
過去の遺跡から、科学的に解明された情報を元にこういった疑問を説明している。
人類学を学ぶ上では、最初に読むべき本かと思う。
我々人類がなにもないところから、ここまで発展していくのに、2万年から5万年かかっている。その間にいろいろ発明をしてきたが、一方では野生の動物を絶滅させていたり、戦争や征服によって殺戮を繰り返したり、また、免疫のない状態で新たな病原菌が持ち込まれたことによって、大量の病死者がでたり、いろいろなことがおこって今日まで来ている。
限界はどこまであるのかという疑問はあるが、高度に社会生活化されている割には、人数が多くなることで意見のまとまりができなくなって、方向がわからなくなる。
日本の政治状況もある意味、仕方がない状況なのか。それは人類学の結論とは全く関係ないと思うが。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎ジャレド ダイアモンド 倉骨 彰

草思社 2000-10-02
売り上げランキング : 2807

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上) 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下) セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ) 10万年の世界経済史 上 10万年の世界経済史 下

| | コメント (0) | トラックバック (0)

空想オルガン

初野 晴著『空想オルガン』読了
書くのを忘れていた。
ハルチカシリーズの第三弾。
静岡県中部にある高校の弱小吹奏楽部が吹奏楽の“甲子園”普門館をめざす短編集。ミステリー仕立てになっているので、青春ものとミステリーをいっしょに楽しめておもしろい。
まだまだ先は長いのかな。やっと県大会から地区大会にすすめたぐらいだから、次ぐらいかね。そろそろ3年生になってしまうし。

空想オルガン
空想オルガン初野 晴

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-09-01
売り上げランキング : 122239

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
退出ゲーム (角川文庫) 1/2の騎士 (講談社文庫) 放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー) (創元推理文庫) アルバトロスは羽ばたかない トワイライト・ミュージアム (講談社ノベルス)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

また総理大臣が変わる。毎年変わる。

日本人として恥ずかしい。
毎年、総理大臣が変わる。不祥事でもないのに変わる。

今回の内閣不信任案はどの程度勝算があったのだろうか。仮に勝算があったとして、だれが次の首相になるという算段だったのだろうか。谷垣さん?小沢さん?山口さんなんてことはないよね。案外、石原さんとか。
次のことを考えずに、とにかく内閣不信任案を出して、可決しちゃえってことか。
国民不在の国会なんだな、結局は。こんなことしていたら、昔はデモとか暴動とか起こったはずなのに、若い人たちも落ち着いているね。大学生とか特に何にも感じないの。みんなもう既にあきらめの境地に入っているのか。

見苦しいと言えば、前首相の鳩山さんだな。引退するとか言っておいて、すぐに前言撤回するし、昨日の夜は賛成だっていっていたら、今日はみんなで民主党を支えようだってさ。ふざけているか、脳軟化症かアルツハイマーでさっき言ったこともわからないのかどちらかだろうね。こんな人にしがみついている人がいるのがよくわからない。

さて、菅さんはやめるって言っちゃったので、さて次はだれかな。早いとこ手を挙げて、多数派工作だ。
小沢さんの言うことも聞いて、岡田さんの顔もたてて、鳩山さんはどうでもいいけど、菅さんからも近くて遠い人。そんな人いるのか。
若い人にって言っていたから、枝野さんかい。
だれでもいいけど、お願いだから1年以上続けて。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

なぜ、いま内閣不信任案なのか

さっぱりわからない。
自民党は野党になったら、なにをしているのか。いままで一生懸命日本を作ってきた党ではなかったのか。まあ、そのおかげで福島第一原発があんな状態なのかもしれないが。
大震災で被災地は大変な状態なのに、国会ではつまらない質問をしていたかと思ったら、今度は内閣不信任案だと。
国会議員の方々は、今何をする時か本当にわかっていない。これで歳費をもらっているのだとしたら、究極の給料泥棒だわ。
そもそも原子力発電を無秩序に進めてきたのは自民党でしょ。今回の福島第一の事故の責任の一端は自民党にもあるでしょ。それを海水注入の中断がどうしたって、今そんなことを言っている場合か。そんなことはあとでIAEAの専門家に調べてもらって、反省として記録に残せばいいことだよ。
なんとかしたい気があるなら、自民党の国会議員+公明党の国会議員+たちがれの国会議員は福島原発で現場作業やってこい。
国民軽視もはなはだしい。とっとと国会議員辞職しろ。
それと、内閣不信任案に賛成したい民主党の国会議員は離党してから賛成せよ。全くわからん。自分たちの親分に反対する子分がいるか。組織から抜けて、自由になって不信任賛成せよ。全くわからんぞ。それか、国会議員やめな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年5月 | トップページ | 2011年7月 »