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信長の棺

加藤 廣著『信長の棺』読了
たまたま図書館で見かけて、題名に惹かれて読んだ。実際には最初に『明智佐馬助の恋』を手に取ったのだけれど、三部作だということでその1作目からにしようということで。
最近歴史小説は読んでいなかったし、日本史は高校でも習ったが、近世はあまり興味もなかった。この小説は本能寺の変のあと、信長の遺体が見つからなかったというミステリーの謎解きを行う形となっている。
主人公に『信長公記』を書いた実際の人物太田牛一をあてている。信長公記を書いた後で、信長の謎を追う形になっている。ただ、ほかの書評でも出ているが、前半のテンポのいい流れから、後半の謎解きを阿弥陀寺の元僧侶に語らせるところから、どうも読み進めるのが難しくなる。ちょっと力が入りすぎているのではないかと思う。
でも、ストーリーとしては面白い。謎解きとしてもいい線行っているかもしれない。本能寺の変で焼き討ちされて、その後の調べで信長の遺体が見つからず、それが阿弥陀寺との間の抜け穴にあり、それを阿弥陀寺で埋葬したという話はなんとなく筋が通っている気がした。当然証拠はないのだろうけど。
さて、この続きも読まねば。

信長の棺信長の棺
加藤 廣

日本経済新聞社 2005-05-25
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