警官の紋章
佐々木 譲著『警官の紋章』読了
北海道警察シリーズの第三弾。
シリーズの前の本を読んでいないとわからないことが多い。うたう警官(文庫化にあたり笑う警官と改称)で北海道警察の汚職を告発した事件をもとに、その2年後に最初の事件で自殺した警部の息子(今は巡査)が失踪する。父親の自殺の原因が元本部長にあるということで、その狙撃を狙ってのこと。
このことが洞爺湖サミットの警戒で大忙しの状態で起きる。また、別方面では2年前に立件寸前まで行った事件が握りつぶされた件を再度調べていた刑事が同じ元本部長が鍵を握るということがわかる。どうも、最後に大団円となるシリーズ第四作目をねらったつなぎ作品のような気もしてくる。そうだとしたら、早く次が読みたくなる。
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