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凍土の密約

今野 敏著『凍土の密約』読了
選んだわけでもなかったのだが、公安ものが続いてしまった。こっちも面白かった。
主人公は公安部外事一課の警察官。ロシア関係の連続殺人が起き、スパイと駆け引きを行う。その中で出てきたのが終戦時に旧ソビエトとアメリカが交渉していた北海道分割案のアメリカ側の了解文書というから面白い。
なかなか太平洋戦争については学校でも教えないので、終戦時のポツダム宣言あたりに北海道を分割しようとしていたというのは自分は初耳だった。もし分割されていたら、ドイツのベルリンや朝鮮半島みたいなことになっていたのかもしれないかと思うと、それを阻止したマッカーサーはすごいということになる。
ちょっと歴史も調べてみなければいけないと思った。やっぱり半藤一利の昭和史かな。

凍土の密約凍土の密約
今野 敏

文藝春秋 2009-09-12
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