土井徹先生の診療事件簿
五十嵐 貴久著『土井徹先生の診療事件簿』読了
警察署副署長と獣医が事件の謎を解くミステリー短編集。
主人公は女性の警察署副署長。国家公務員1種を取り、警察庁にはいったキャリアの女性がとある警察署の副署長に任命される。実は父親が警察官で殉職をしている。敵を取ろうとかそういう熱血の感じではなく、なんとなく警察署の副署長になってしまって暇を持て余している主人公がたまたま知り合った動物と会話が出来る獣医といっしょになって謎を解決するという短編。
なかなか設定は面白い。確かにキャリアの最初は副署長とかに配属されて、警察署の全体の動きを勉強するとか聞いているが、暇なんだね。(これが本当がどうかわからないけど。)暇な副署長と獣医という組み合わせも面白い。たいした謎ではないけれど、よくまとまっている。最後の謎が途中になっている感じがあるので、これを膨らめて長編とかを書こうとしているのかな。面白いと思う。
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