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聖女の救済

東野 圭吾著『聖女の救済』読了
ガリレオシリーズの長編。
今回は最初に犯人が分かる形で、ガリレオ(科学者)、警察、犯人などの動きが面白いミステリーとなっている。
しかし、一般読者に『虚数解』とか言ってもわからないだろうね。虚数ってiだよ。二乗して−1となる数。
なかなか苦しい展開だと読んでいて思った。おまけに亜ヒ酸とスプリング8まででてくるし。
一年前に仕掛けた殺人の罠に、最終的にはめる計画性はすばらしい。でも、そこまでやる執念はなんなのだろう。あまりにも作られ過ぎの印象がある。
容疑者Xの献身のトリックには脱帽したが、今回は苦しい気がする。

聖女の救済聖女の救済
東野 圭吾

文藝春秋 2008-10-23
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