吉田拓郎 終わりなき日々
田家 秀樹著『吉田拓郎 終わりなき日々』読了
夏に買っておいた本を時間が出来たのでやっと読んだ。
読んでいて悲しい。生身の吉田拓郎が描かれている。インタビューを中心に、ドキュメンタリーとして、現在、一年前のツアー中止のこと、その前のツアー中止のこと、つま恋、さらに1975年のつま恋のことなどを丹念に書いている。ドキュメンタリーとしてよく書けている。生々しさもでている。それだけに悲しくなってしまう。拓郎の体調のことなどに。
あと、拓郎がライブの完成度に非常に気を使っていることがよくわかる。音の出方、聞こえ方、演奏の内容など非常に細かに注意している様子がよく分かる。ミュージシャン吉田拓郎であることがよくわかる。
なんか、読んでいるともう既に拓郎が亡くなってしまっているような錯覚に陥る。余りにも人生を語っているからだ。追悼の本に見えてくる。まだまだ元気なのに。
ツアーには出なくなるのだろうけど、例えば東京で何回か演奏を行うということなら出来るのではないだろうか。一ファンとしてはまた今の拓郎の音楽を聴きたい。
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