ソウルケイジ
誉田 哲也著『ソウルケイジ』読了
ストロベリーナイトに続くシリーズ第二作。
こちらの方が筋が通った刑事物になっている。
軽自動車に残された手首から物語は始まる。被害者と犯人の偽装があるのだが、途中でだいたい話はわかってしまう。わかってしまっても落ち着いて読めるのはこの登場人物の描き込みがしっかりしているからだろう。
もう一つのテーマとして『父と子』がある。こちらも重い。今の世の中をよく映し出しているのではないかと思う。
警視庁の女デカを主人公に当てたシチュエーションはうまく機能している。これが第二作。次も期待できる。
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