キケン
有川 浩著『キケン』読了
今度は工学系大学の部活を題材にした小説だ。思い出話として書く形を取っている。
自分の記憶でもそうだが、大学生のころというのはいろいろ思い出深い。いまだに夢に出てくる情景もある。社会人になる前の4年間ということで、最後に自由に過ごせる期間でもあるから、いろいろ出来るのだろうけど、やっぱり卒業して就職しなければならないので、いろいろ大変だ。それこそ、今の時期就職率も下がっているので、大学を出るということが就職につながらない現実もある。
大学祭のラーメン作りの章が面白い。そういえばこんなこともあったなと思わせてくれる。
本当は終わらせてほしくなかったけど、最後にまとめるところは著者の技量だろう。もっといろいろなエピソードを盛り込んでくれることもできただろうけど。
続編を期待したい。
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