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武士道セブンティーン

誉田 哲也著『武士道セブンティーン』読了
武士道シリーズ第二弾。
前回は主人公の片方が親の都合で九州に引っ越しすることとなり、転校する場面で終わっていた。(正確には、その後、全国大会で再開するところまで書かれていたかと思うが。)それにそって、この本では前半がそこまでを詳しく書いている。
主人公の一人が転校した高校の部活で、そちらの方針で剣道をスポーツとして競技化することに違和感を覚え、悩む場面がでてくる。剣道はまだ武道の側面が残っているが、柔道はすっかりスポーツ化してしまって、日本人の心、柔よく剛を制すという形がすっかりなくなって、いかにポイントを稼いで勝つかに行ってしまっている。そういったことに違和感を覚えた女子高生が自分を取り戻す戦いをするところは、生き生きしていてよかった。
さあ、シリーズ第三弾はどうなるのかな。

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誉田 哲也

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