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誘拐

五十嵐貴久著『誘拐』読了
脱帽
ひさびさにすばらしい犯罪小説を読んだ。
まさに誘拐事件を扱った小説だ。誘拐されるのは現役総理大臣の孫娘の女子中学生。日韓条約締結という一大イベントで警察関係が警備に総動員されている中で起きるという状況を作り出し、結局身代金は奪わずに意外なところで犯人は大金を得る。そうしてもう一つの願いもかなえる。
小説終盤で最後の種明かしがされるが、ちゃんと伏線が張り巡らしてあり、おそらくそういったこともあるだろうと思っていたが、まさに最後に結びつくということでここにも脱帽。
いろいろ誘拐物はでてきたが、ここまでよく出来ている小説はなかったのではないか。
強烈におすすめ。

誘拐誘拐
五十嵐 貴久

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