« ピコラエヴィッチ紙幣―日本人が発行したルーブル札の謎 | トップページ | プラスマイナスゼロ »

ゼフィラム─ZEPHIRUM─

楡周平著『ゼフィラム─ZEPHIRUM─』読了
今回はエコカーの話だ。
この時代に即した話題を自動車会社の中から書いたもの。エコである車とはなにかを考えさせてくれる。ハイブリッドも過渡期の車で最終的には電気自動車となってしまうのかもしれないが、二酸化炭素の搬出では発電によるものは46%をしめているということが何度も出てくる。電気だとエコで地球に優しいという電力会社の間違った意見にみんなだまされているということがよくわかる。火力発電をやめて原子力発電にしてしまうというならエコだといえるのだが。
途中から結末がわかってしまったので、面白みは少し減ったが、エタノール製造に目を向けるというのは秀逸だろう。自動車会社がエタノール製造に乗り出したら、それはそれでおもしろい。日本も米を使ったエタノール製造をもっと研究したらいいと思う。なんといっても米作りは日本の一大産業だから。休耕田を耕せば、すぐに米作りは出来る。トウモロコシやサトウキビを作るよりははるかに簡単なはず。だれか低コストで米からアルコールを作ることを考えないのかしら。もしかしたら、すでに出来ているかもしれないが。

ゼフィラム─ZEPHIRUM─ゼフィラム─ZEPHIRUM─

朝日新聞出版 2009-12-04
売り上げランキング : 76236
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

|

« ピコラエヴィッチ紙幣―日本人が発行したルーブル札の謎 | トップページ | プラスマイナスゼロ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ゼフィラム─ZEPHIRUM─:

« ピコラエヴィッチ紙幣―日本人が発行したルーブル札の謎 | トップページ | プラスマイナスゼロ »