汚名
多島斗志之著『汚名』読了
ミステリー調の小説。純文学でもとおる。
主人公を亡くなった伯母さんの人生を探るうちに自らの出生にまでたどりつく物語。
いくつかの布石が最後に一つの線となり、それで全体が見えてくるうまい作りとなっていて、必ずもう一度読み返したくなる。しっかりした作りになっている。
こういった筋の通った小説を書ける人はすごい。全体を見通しながら、細かいところに心配りをして小説が書けるのは天才だな。
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