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福家警部補の挨拶

大倉崇裕著『福家警部補の挨拶』読了
和製コロンボをめざしたミステリー小説。短編集。
最初やっぱり違和感があった。確かに刑事コロンボのように、殺人現場が描かれ、それを刑事役が捜査するという形で話は進んでいく。最初の話はぎこちなかったが、その次あたりから、これもありかなという印象を持った。
このシリーズは3冊ぐらい出ているので、けっこう楽しんで読めるかもしれない。
いま、NHKで刑事コロンボを再放送しているが、何度見ても面白い。最初のシリーズは話としては古くなっているし、その当時のけっこう新しい技術(たとえばビデオテープとか、ロボットコントロールとか)を使っているけど、けっして今みても古くさい感じがしない。そもそも技術をどうこうではなく、犯人を追いつめていくという手法を問題としているので。詰め将棋をやっている感覚。

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