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となり町戦争

三崎亜記著『となり町戦争』読了
資格試験があった関係で、その受験勉強にいそしんでいてほとんど本が読めなかった。やっと終わったので、読んだ最初の本がこれ。
突然隣町と戦争が始まる。でも、特に戦闘になっている訳でもない。時間を決めて、双方で了解して戦闘を行うというお役所仕事的な戦争に巻き込まれていく主人公。そして、町役場から偵察役として招集がかかり、通勤の行き帰りで偵察して報告書を書く。そのうちに町役場の担当職員と知り合い、スパイ役となって隣町に夫婦として住むこととなる。夜のおつとめもお役所的な行事で進む。
不条理な設定の中で、静かに戦争が行われ、そして終わる。そのなかで二人の生活が終わる。シュールと言えばシュールだが。非常におかしな環境の中の恋愛小説か。
戦争の経験がない我々にとって、戦闘とはなにかわからないし、実際に戦争になったら、どうしたらいいだろうと思ってしまう。今の世の中では白兵戦などやらず、ミサイル攻撃だけで終わってしまうかもしれないので、人を殺している実感もないかもしれない。ひたすらボタンを押してゲームのようにミサイルを撃ち込むことが戦争なのだろう。
不思議な読了感に包まれた作品。新人賞を取った作品なので出来はいい。今後に期待。

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