走れ!T校バスケット部
松崎 洋著『走れ!T校バスケット部』読了
高校のバスケットボール部を舞台にした青春小説と言ってしまえばそれまでなんだけど、単にそれだけではない面白さがある。
主人公は中学からバスケットボールをやってきて、有名私立高校に入学するも、同級生などのいじめに耐えられず、退部だけでなく退学して都立高校に編集した高校生だ。都立の大会で一度も勝ったことがないバスケットボール部が主人公が入ったことで刺激を受け、徐々にチームとしてまとまっていき、最後は元いた私立と決勝を戦い、勝ってしまう。
まあ、出来過ぎと言えば出来過ぎだろうけど、小説なんだからいいだろう。そんなに違和感なく読み進められるのも登場人物の描写がしっかりしていて、みんな生き生きしているからだろう。
自分はバスケットは中学校のクラブ(部活動でなく、授業時間でやるほう)で少しやった程度。息子は中学の3年間と高校1年の夏までやったが、やっぱりついていけなくてやめてしまった。案外ハードなスポーツだし、やっぱり体が物を言うスポーツだ。背が低いと確実に不利だが、それを克服するくらい動き回るなど、やりようによってはなんとかなる。ただ、いかんせんポイントゲッターはある程度の身長がないとだめだ。
そういった背景をしりつつ、この小説を読むと面白いのではないかな。
続編も出ているようなので、そちらも読む予定。
![]() | 走れ!T校バスケット部 松崎 洋 彩雲出版 2007-02 売り上げランキング : 68476 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント