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退出ゲーム

初野 晴著『退出ゲーム』読了
どこかの雑誌で紹介されていたので、借りてきて読んだ。なかなかいい。続編を希望。
本の表紙が印象的で、ちょっと興味をそそる装幀になっている。高校生が主人公なのでこの写真を選んだのか。印象を植え付けるという意味では成功。ただ、ちょっときわどさが中身とアンマッチしている意味ではどうなんだろう。
主人公は高校一年の女子と男子。吹奏楽部でフルートを吹く女子。ここで起きる4つのミステリーをうまく解決する短編集。もちろん人は死なない。だから気持ちがいい。人が死なないからと言って、ミステリーの質が落ちている訳ではない。謎解きは秀逸。
化合物の結晶の紛失事件、外国人の同級生の事件、色の話などいろいろと考えさせられるし、驚きもある。色の名前なんて考えたこともなかった。
作風は米澤穂信を感じさせる。そういってしまうと両者に失礼かもしれないが。
合わせて、静岡県出身ということで親近感もある。年も一回り違いだし。
この登場人物で続編を希望します。

退出ゲーム退出ゲーム
初野 晴

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警視庁特捜班ドットジェイピー

我孫子武丸著『警視庁特捜班ドットジェイピー』読了
前に読んだ『隠蔽捜査』に比べると、超軟派系警察小説。こんなオキラク小説もたまにはいいか。
何の間違いか、警視庁の幹部が戦隊物が好きで、そんな広報隊を作ろうとして各部署から巨乳系やいい男系などをあつめてCMや歌などをつくるが、そこで起きた事件をずばっと解決しちゃうという本当にオキラクな話。
肩が凝らないからいいんじゃない。結構このチーム面白そうだったので、この続編もいいんじゃない。

警視庁特捜班ドットジェイピー警視庁特捜班ドットジェイピー
我孫子武丸

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隠蔽捜査

今野 敏著『隠蔽捜査』読了
著者の『果断』を読みたかったが、なかなか借りられないので、いろいろ調べていたところ、こちらが果断の前の作品だということで借りてきて読んだ。
非常に濃厚な警察小説だ。
主人公は警察庁のキャリアで東大卒のエリート。まさに役人として上を目指すことを信条とする人間だ。同期に私大卒の人間がおり、こちらが警視庁の捜査の重要ポストにいる。警視庁は東京のいわゆる地方警察にあたる。首都の警察なので、それなりの役職だが、国家公務員としては国の役所である警察庁の方が上だ。
そこに連続殺人が起きる。被害者は昔未成年の頃、集団で強姦致傷をおこしたグループで、それが一人ずつ殺される。
捜査の状況は警視庁からなかなか警察庁に伝わらない中で、組織としてのどろどろした所も描かれる。そんななか、主人公の息子が自宅で大麻をすっているのを目撃してしまう。これをどうするべきか。もみ消すのか。事件とするのか。事件とすれば、いままで築いてきたキャリアが崩れてしまう。
また、連続殺人は犯人が警察関係であることがわかる。これもどう処理するのか。隠蔽してしまうのか。
なかなか難しいテーマをうまく、すんなり書いていて非常に読後感はいい。すっきりする。これであるべき。
この国の政治家に読ませてあげたい。いや、ちぎって食べさせたいものだ。

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ラストコンサート 当選状況

吉田拓郎 2009ツアーの先行予約の結果がメールできました。
名古屋 ×
つま恋 ○
とりあえず、席は確保できたけど、前回の例もあるからちょっと心配。
できれば名古屋を確保したいのだけど、ぴあの予約はびあカードメンバー限定なんだよね。
いまさらカード作るのもなぁ。カードつくってすぐ解約しちゃえばいいのかしらん。そう言う手もある。

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