夕凪の街桜の国: diary

夕凪の街桜の国

国井桂著『夕凪の街桜の国』読了
たまたま図書館で手に取って、読んだ。もともとマンガ本（こうの史代著）があり、それを原作として映画が出来、それをノベライズした物がこの小説。もとがいいと映画も良ければ、小説もいいのだろう。
原作のマンガについては３年ほど前に朝日新聞で絶賛されて評判となり、それが映画化されたという経緯がある。自分はベストセラーをそのときには読まないくせがあるので、マンガも見ていなかった。この小説に触発されて、ヤフオクで購入してしまった。まだ到着していないが。映画もレンタル店で見ようと思っている。
原爆が落とされた広島を舞台としたお話だ。原爆から何年もたったあとでも、広島の人たちは苦しんでいるということをこの国に生まれた者としてはちゃんと理解しなければならない。
機会がなくて原爆資料館にはまだ行っていないが、ぜひ行きたいと思う。何年か前に知覧の特攻平和会館にはいったが、ぜひ日本国民としていくべきだ。戦争というものがどんなにおかしなことをしていくかがよくわかる。その場にいる者に取ってはわからなくなっていってしまうのだろうが、事前に知っていればその狂気がよくわかる。
その意味でも原爆の恐ろしさを事前に知っておけば、それを使おうなどと思わないだろう。
ぜひ、DVDもゆっくり見たいものだ。