耳をふさいで夜を走る
石持 浅海著『耳をふさいで夜を走る』読了
毎回石持さんの作品には驚かされる。今回はミステリーではない。サスペンスというかスリラーというか、数時間のうちに人が何人も死んでいくお話だ。
家族がえん罪で自殺してしまった人の集まりで、その感情が嵩じて殺人に平気になるというか『覚醒する』というかステージに上がってしまった主人公が次々と殺人を犯す。
あっさり人が死んでいくのがいいのかどうか。よくわからない小説だった。
でも、けっして面白くなくてわからないのではない。この小説の主題と言うか裏に隠されたことまで読み切れていないだけだ。そういう意味でこちらの読解力がないだけかもしれない。
![]() | 耳をふさいで夜を走る 石持 浅海 徳間書店 2008-06-17 売り上げランキング : 126783 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
| 固定リンク
« うちのネコ | トップページ | 映画 結婚しようよ »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント