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壁抜け男の謎

有栖川 有栖著『壁抜け男の謎』読了
短編集。特にテーマがある訳でもなく、いままでいろいろなところで書いた短編を集めたということなので、当然テーマがある訳でもない。たしかにそれぞれの短編はそれなりに面白いのだけれど、やっぱりちょっといただけない。
最後の一編がちょっといつものミステリー調ではないので、ひかれた。こういう小説も書けるんだと再認識。
普通の本では重すぎる。文庫だったらよかったのに。

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有栖川 有栖

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ブラックペアン1988

海堂 尊著『ブラックペアン1988』読了
昭和末の頃を舞台に医学研修生のお話。あとで知ったが、この登場人物はチームバチスタと同じ?らしい。いまだにチームバチスタは読んでいないのでわからないが、この小説はおもしろかった。
著者が現役医師ということで、医学関係の専門用語も多く、はっきりいって題名になっているペアンもわからないが、手術の雰囲気や病院内の様子がうまく表現されていておもしろかった。
医者に友人は1名しかいないが、なるべく世話にならないようにしたい物だ。

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海堂 尊

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火村英生に捧げる犯罪

有栖川 有栖著『火村英生に捧げる犯罪』読了
火村助教授シリーズの短編集。好みはいろいろあるとは思うけど、ちょっと好きになれないミステリー。
どういう理由かというとうまく説明できないけど、いかにも短編集のための短編の感じがして、ここに収録されている短編はいずれも長編にはなり得ないものばかり。短編なんだから、当たり前だろうと言えばその通りだけど、どうもね。力が入っていない感じがする。まとめあげすぎていると言った方がいいか。
力まず読めるという点ではいいのだが。

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有栖川 有栖

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数学ガール/フェルマーの最終定理

結城 浩著『数学ガール/フェルマーの最終定理』読了
前作と同様の登場人物で、今回はフェルマーの最終定理に挑む。
ターゲットは中高校生から一般なので、確かに重いテーマだが、ワイルズが証明した道筋を一つ一つ丁寧に解説しながら進めていくので、じっくり読めば理解できるないようになっている。途中に最も美しい公式:オイラーの公式や背理法、楕円曲線なども交えて、読み進むことができる。
ちょっと気分を変えて、数学に向き合うにはいい本。

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結城 浩

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ラブコメ今昔

有川 浩著『ラブコメ今昔』読了
自衛隊での出来事をテーマとした短編集。自衛隊の中身がよくかけている。
中で語られる幹部の若い隊員への言葉が印象深い。
両親が自衛隊員だったとして、子供が出来たとする。確かに何かあれば自分たちの親に預けるなどすればいいが、もし、両親ともに有事で出動命令が出て、万が一戦死したとしたら、孤児となってしまう。そういったことも考えて子供を作っているのか、両親とも自衛隊員でいるのか。深い言葉だ。
最近の自分の仕事はお客様のシステムを預かることだ。なにも問題が起きなければ、なにもすることがない。いわば平常時の自衛隊と同様だ。だが、ひとたび障害が起きたら、一刻も早く復旧をしてあげる努力をしなければならない。そういったことを考えると今やっている仕事は自衛隊員と同じように縁の下の力持ちなんだと再認識した。
逆に言うとリスクをちゃんと判断して、業務を行わなければならないということだ。特定のだれかしか出来ない作業があるとしたら、その個人に万が一のことがあったら、それだけで大きなリスクを抱えていることとなる。つくづく大変な仕事だと思う。

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有川 浩

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