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いつか、キャッチボールをする日

鯨 統一郎著『いつか、キャッチボールをする日』読了
この小説、どう表現していいかわからない。
アマゾンの評価ではけっこういいみたいだけど、自分としては星一つ程度。
話の主題がわからない。親子愛なのか、野球の知識なのか、八百長なのか、心臓病なのか。
いろいろ盛り込んでバラエティ色を強くしたかったのか、どれもこれも中途半端。もうちょっとどれかのテーマに絞ればいい小説が書けると思うのだが。なんでこんな小説になっちゃうのだろう。

いつか、キャッチボールをする日いつか、キャッチボールをする日
鯨 統一郎

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最愛

真保 裕一著『最愛』読了

最愛最愛
真保 裕一

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白夜行

東野 圭吾著『白夜行』読了
ずっと買って積んでおいた本をようやく読了。
ドラマは見ていない。小説としては面白いのだが、ちょっと前に見た『幻夜』にかぶってしまって、面白さが80%ぐらいになってしまった。『白夜行』が石油ショックのころを始まりとしているのに対して、『幻夜』は阪神淡路大震災の年を始まりとしている。両方とも犯罪に絡む男女のその後の生き様のなかで次々の殺人やら犯罪が繰り返されるストーリはほとんど同じ。だからといって面白くない訳ではないのだが、同じテーマで続けられてもねぇ。
決して面白くない訳ではない。綾瀬はるか主演でドラマ化されたようなので、それも見たい気はするが、どうなんだろう。

白夜行 (集英社文庫)白夜行 (集英社文庫)
東野 圭吾

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クローズド・ノート

雫井 脩介著『クローズド・ノート』読了
何となく手に取った小説だったが、驚く程よかった。よくよく調べたら、自分が知らなかっただけで映画化されていたとは。そういえばエリカさまが『別に』とかいった映画だったかな。
映画の評判をみてみると結構評価が分かれているみたい。小説のほうはいい出来だと思う。
主人公は女子大生で引っ越ししたアパートに残されていた前の住人の日記を読むうちに、この女性(実際には小学校の担任)に引かれていく。読んでいるこちらも引き込まれていく。
そしてラストへ。もうすこしひねってもよかったかと思うけど、小説のできとしては非常にいい。うまく映画を作ったらヒットしただろうに。

クローズド・ノート (角川文庫 (し37-1))クローズド・ノート (角川文庫 (し37-1))
雫井 脩介

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学校裏サイトと戦う父

土曜日の午前中でたまたまネット系のメルマガを見ていて、以下のサイトに到達した。
学校裏サイトで娘が実名で攻撃され、父としてメールを送ってみた。
世の中にはネットの中傷で自殺してしまった子供などもいる。『いじめ』の問題は本当に現代病だ。もっとも昔『いじめ』がなかったかというとそんなことはない。いじめまではいかないがからかい半分の行動などはよくあった。友達のスリッパを女子トイレに入れてしまったり、机を隣のクラスに運んじゃったり。いまだと確実にいじめの事例になってしまうけど、おおらかだった。確かに机を運んでそのままではなく、運んだみんなで戻したが、みんなで先生に怒られた記憶がある。
陰湿ないじめにはいろいろな対処があるだろう。無視するのがいい場合と真っ向勝負する場合と。
大事なのは周りの誰かに相談することだ。自分ひとりで抱えないこと。そのためにみんながいると思ってしまえばいい。自分ひとりではないのだから。

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しらみつぶしの時計

法月 綸太郎著『しらみつぶしの時計』読了
読んだには読んだが、私には合わなかった。難しすぎる話と脱力した話とあって、テーマのよくわからない単に集めただけの短編集。この本売れないだろう。

しらみつぶしの時計しらみつぶしの時計
法月 綸太郎

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荒野

桜庭 一樹著『荒野』読了
タイトルは女の子の名前だ。さすがに荒野という娘は存在しないと思われるが、父親が作家だというと何となく納得してしまうのもおかしい。母親を早くに亡くし、父と娘という境遇で、中学一年の入学式から始まる。
もともとなんとなく手に取った小説だったが、非常に面白かった。青春小説としては秀逸。中学から高校というのはこんな感じだったなというノスタルジーを感じさせてくれる。本当にこんな感じだった。

荒野荒野
桜庭 一樹

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古文書はじめの一歩

油井 宏子著『古文書はじめの一歩』読了
読んだというより、さらっと見た程度。
物好きか大学の宿題とか出なければ見ない本だろう。
古文書とはいにしえの人の書いた文書だが、毛筆で書いてあり、適当な崩しがされているので読むのが難しい。しかも、広く他の人が読むために書かれた物ならまだしも、庄屋さんが自分の記録のために書いた物などははっきり言ってくずし過ぎなところもあって読めた物ではない。そこを推理しながら読むのがいいらしい。
本書は東大の図書館に収蔵されている地方の庄屋さんの記録を解読しつつ読んでいくのだが、古文書に最初に触れるという意味では非常に読みやすく本文中に毛筆の書を混ぜ込んでくれており、わかりやすかった。出版社は大変な苦労をしたと思われるが。
古文書を読むのも才能の一つかな。出来たらいいとは思うけど、みんなが出来る必要はない。でも、出来ると威張れるかもしれない。

古文書はじめの一歩古文書はじめの一歩
油井 宏子

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図書館革命

有川 浩著『図書館革命』読了
図書館シリーズ最終作。本当に感動させられる本になっている。著者はこのキャラクターを使って、この最終作を書きたかったのではないかと思わせるほど、よく出来ているし、ベタ甘ラブコメディも健在。シリアスな面もしっかりしている。これだけ読んでも面白いが、やっぱり順に読まないといけない。この最終刊で感動するためにも順に読もう。
本当にこれで終わってしまうのが残念。別冊とか出ているけど、どうなんだろう。
サイドストーリーを書いてほしいなぁ。有川さん。

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有川 浩

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図書館危機

有川 浩著『図書館危機』読了
図書館シリーズ第三弾。
今回は言葉狩りについて。『床屋』は放送禁止用語だということを改めて知る。ほかには『片手落ち』が差別用語だとか。なんか、全然関係ないところでこういった言葉狩りをしているような気がして悲しい。それを小説という媒体で改めておかしいということを表現してくれた著者に感謝したい。
物語の面白さは前の2作と同様。最初は3部作で終わろうとしてけど、なかなか終わらせてくれないキャラクターたちのせいで4作目まで行くことになってしまったらしい。4作目で最後というのは読者としても寂しいが。

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有川 浩

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幻夜

東野 圭吾著『幻夜』読了
サスペンスというかミステリーというか。
阪神淡路大震災をきっかけに名前を変えた女とそのときに人を殺してしまった女が織りなすさまざま出来事でその折々に巧妙に女にだまされるところがおもしろいのだが、こんな女が本当にいたら怖い。
震災で他の人に成り代わる方法は松本清張の『砂の器』でも使われている。砂の器では太平洋戦争の大阪空襲で区役所も焼失して戸籍の復旧を使って子供に成り代わる方法だったが、今回は大震災のなかで両親と一緒に死んだ娘に成り代わるということで、出来そうで出来ない話かな。計画的に出来る話でもないし、大地震がくるとわかっている訳ではないし。とはいうものの物語としては非常によく出来ている。
この時代をよく表しているし、大震災から不景気となって町工場が次々と倒産していくところや、ストーカーが出始めてきた物がうまく取り込まれていて、同時代を生きてきたなかでその辺の雰囲気がよく描けている。さすがは東野さん。
次に読む予定は買ってそのままにしてある白夜行か。

幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))
東野 圭吾

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