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手紙

東野 圭吾著『手紙』読了
考えさせられる小説だ。
主人公は両親を亡くし、肉親は兄だけになった青年だが、小説の冒頭で兄が強盗殺人を起こしてしまう。初犯だが無期懲役となり、最低でも15年刑務所暮らしとなる。そのために様々な差別を受けることとなる。就職は決まらない。苦労して大学を出るが、兄のことは正直に話すことができない。たまたま会社に泥棒が入ったことから、兄のことがわかってしまい、いわれなき差別を受ける。
その兄から、定期的に手紙が届く。その度に事件が起きる。
最後の手紙は衝撃的だ。しかし、しかたがないかもしれない。
こういった小説を読むと、本当に犯罪はしてはいけないと思う。本人だけでない周りへの影響は甚大だ。その戒めを作る意味では非常に優れた小説だと思う。かたや、自分の周りで犯罪者となってしまった人の家族がいたとしても、差別をしてはいけないと感じた。
世の中というものはつくづく生きづらい。

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東野 圭吾

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