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温かな手

石持 浅海著『温かな手』読了
著者のすごいところは、一見異常な状況を作り出しておいて、それでいてそれをすんなり読者に受け入れさせてしまうところだ。前は最後まで男女の区別がつかなかったし、建物のお守り:人柱職を作り出してミステリーにしてしまう。今回は人の形をしている人でないエネルギーを吸い取る生き物だ。この生き物が探偵役だから、またすごい。
力の入らないミステリーだが、面白さは十分ある。中身はしっかり筋の通っている短編集にしている。この本だけで終わりになる形になっているけど、続けてほしいなぁ。

温かな手温かな手
石持 浅海

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玻璃の天

北村 薫著『玻璃の天』読了
昭和初期を舞台とした『街の灯』シリーズの第二弾。短編集。
最近の北村さんのミステリーは非常に凝っていて、読んでいてなかなか理解されずにいたのだが、このシリーズは昭和初期の東京のおもむきと雰囲気も楽しめてよかった。
表題の『瑠璃の天』はステンドグラスを題材にしている。また、史実の忠実であったり、古典がでてきたり、昔の建物や新聞の内容など、宝物箱から少しずつ出してきてちりばめたようなところもあり、それでいてしっかりミステリーとしての形ができているところはさすがに北村薫だと思う。このシリーズ続けてほしい。

玻璃の天玻璃の天
北村 薫

文藝春秋 2007-04
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サーバ/インフラを支える技術

これも読みたい本の1冊。

[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ~スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ) (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ~スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ) (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
安井 真伸

技術評論社 2008-08-07
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これも。

Googleを支える技術 ‾巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)Googleを支える技術 ‾巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
西田 圭介

技術評論社 2008-03-28
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数学ガール/フェルマーの最終定理

備忘録
今度読みたい本。結城さんの『数学ガール』シリーズ第二弾。

数学ガール/フェルマーの最終定理数学ガール/フェルマーの最終定理
結城 浩

ソフトバンククリエイティブ 2008-07-30
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京

楡 周平著『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京』読了
1968年の東大安田講堂事件は記憶にない。7歳だから、小学校2年生だったはず。そのころ担任だった女の先生が産休に入って、一時期各クラスに振り分けされて、その後代替の先生がきたが、この先生とも合わず、ひどく落ち込んでいたのは記憶にある。
そんなときに東大闘争は終わってしまっていたのだが、そのときに同時代を生きていた団塊の世代の人たちには非常に懐かしく思える小説だろう。
そのころと現代をうまくまとめて、若者たちの生き様と権力を握ったものの醜さをうまくまとめている。結局権力を握るためにはひどいこともやらにゃあだめだってことだろう。
楡さんの小説は非常に読みやすい。この小説もわかりやすいし、読みやすい。ただ、後半にかけてかなり息切れしてしまっている印象がある。もっといろいろ書きたかっただろうに、尻切れとんぼになっちゃっている感もある。まあ、あとは想像に任せるという感じかな。
面白いので、読んでみて損はない。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京(上)ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京(上)
楡 周平

講談社 2008-02-29
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ひさびさの動く拓郎

8/2の広島修道大学での、拓郎さんの歌碑除幕式の模様が以下のサイトで見ることができます。
動画付きです。
動く拓郎を見るのは久しぶり。お元気そうで。
http://www.htv.jp/news2/hiroshima/20080802192600_1217672838_25957_h.html

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警官の血

佐々木 譲著 『警官の血』読了
2008このミス1位はだてではなかった。ぐいぐい引き込ませる面白さ。
親子三世代にわたる警察官の血筋で、最終的に祖父の殺した犯人を見つけ、父が亡くなるきっかけを作った人間を見つけ出すまでの物語を丹念に描いている。
中でも駐在警官になった祖父の生きざまとその息子で警官となったが、警察内部の動きにより、大学生活をおくらされ、その中でスパイ的な活動をおこなって、ストレス症候群となり、最終的に駐在警官となった父。その息子がまた警視庁に入り、やっぱりスパイになってしまうのは血なのか。
今までの作品で警察内部のドロドロしたところもうまく描いている著者だが、今回はそれほどでもないが、やっぱり警察内部について語っており、ドラマで描かれる簡単なものではないということが伺い知れる。自分の息子は警官にはなってほしくないな。
上下巻の長い小説だが、一気に読ませるおすすめの本だ。

警官の血 上巻警官の血 上巻
佐々木 譲

新潮社 2007-09-26
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