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災いの古書

ジョン・ダニング著『災いの古書』読了
元刑事の古書店主を主人公とするミステリーのシリーズ第4弾。
今回はサイン本が小物として出てくる。前作で恋人となった女弁護士の昔の友人が犯人だ。この夫も知り合いなのだが、夫を殺した容疑で妻が犯人としてあげられる。不起訴を勝ち取るのだが、さらにどんでん返しがあり・・・。
なかなか読み応えがある。前のシリーズにくらべるとすこし物足りなさは感じられるが、おもしろさという意味ではおすすめできる。ちなみにサインがあるとないとでは単なる古本なのか価値のある古書なのかの価格的な差が出てしまう。しかし、そのサインが本物であるかどうかはなかなか見分けがつかない。はんこでも押してあればいいのだろうけど。
まあ、素人が手を出すものではないのだろう。

災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫 タ 2-9)災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫 タ 2-9)
ジョン・ダニング 横山 啓明

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図書館戦争

有川 浩著『図書館戦争』読了
すでに有川さんの代表作とも言える図書館シリーズに第一作。
ほかと違って自衛隊は出てこないが、そのかわり図書防衛隊が組織されて本を守るために検閲サイドと戦うというもの。この世界観にすっと入れれば、この後のシリーズも問題なく読めるはず。
登場人物が生き生きとしており、特に主人公のややがたいのでかい女性の描き方はうまい。教官もいいと思う。
シリーズの次を読まなければ。

図書館戦争図書館戦争
有川 浩

メディアワークス 2006-02
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晩夏のプレイボール

あさの あつこ著『晩夏のプレイボール』読了
『バッテリー』がドラマ化されている関係で手に取った。
高校野球と甲子園を舞台に少年たち(一話少女もでてくるが)の短編集。
高校を卒業して久しいが、やっぱり高校野球をみているとすがすがしい気持ちになるのは日本人のサガだろうか。昔ほど熱血とか根性とかしごきとかはなくなったのだろうけど、それでも甲子園に行くのはやっぱり並はずれた努力とそれなりの才能と運がないといけない。周りに甲子園球児がいないので、どういうものなのかはわからないが、甲子園に行った人間の人生には大きな経験になっているだろうな。
いつまでたっても甲子園で高校生が野球をやれる日本であって欲しいものだ。

晩夏のプレイボール晩夏のプレイボール
あさの あつこ

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警察庁から来た男

佐々木 譲『警察庁から来た男』読了
北海道警察を舞台としたシリーズの第二弾。『うたう警官』を読んでおいた方が背景を理解できる。
北海道警察の汚職を警察庁から来た監察官が暴く物語。
タイ人少女を売春から逃がそうと派出所に駆け込んだが、それがどういうわけか暴力団に連絡され、連れ戻される事件があった。また、歓楽街で転落事故があったが、それが事件ではなく事故として葬り去られた。この事件を汚職が原因であると監察が動き出す。汚職の根底に野球チームとそのOB会、さらには退職後の再就職斡旋へと続き、暴力団とのつながりが出てくる。
実際にはどうかはべつとして、表の話だけでなく、裏の話はけっこうダーティーなんだろう。なるべく関係しない方がいいが、警察官も大変だということはよくわかる。

警察庁から来た男警察庁から来た男
佐々木 譲

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使命と魂のリミット

東野 圭吾著『使命と魂のリミット』読了
著者には珍しく、医療関係の小説だ。
主人公は研修医で心臓外科の研修を受けている。この教授が主人公の父親の心臓手術を行い、結果としてなくなってしまう。この父親は警察官だったが、不良をパトカーで追いかけて一人を電柱に衝突させて死亡させている経歴があるが、その父親がこの教授という複雑な関係がある。
この縦糸と入院している大会社の社長の命をねらうために、手術中に電源を停止させて手術を失敗させようとする者たちとをうまく描いている。
著者のすごさが本当によく出ている。医療関係はそんなに詳しくないはずだが、そう感じさせずにさらっと書いてしまうところなど、すばらしい。
これもそのままドラマにして大丈夫な作品。
おすすめできる。

使命と魂のリミット使命と魂のリミット
東野 圭吾

新潮社 2006-12-06
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