陪審評決
ジョン グリシャム著『陪審評決』読了
積ん読になっていた小説をやっと読了。
最近裁判員制度が約1年後に実施されると言うことでいろいろなところで紹介されているが、一般の社会人にとっては非常に縁遠いところだろう。それもあって陪審制の先進国であるアメリカの状況も知りたい&作家の中島博行氏がこの小説を読んでたばこをやめたと言うことを聞いて是非読まなくてはと古本屋で買って積ん読になっていたものをやっと読了。おもしろいんだけど、実際にこうなったらやだなというのが心情。
やっと来年に導入される裁判員制度は大丈夫なんだろうか。アメリカでは買収、脅迫、裁判員からの抜けさせるための工作など、何でもありの感じがする。大丈夫なんだろうか。ホテルに監禁とかしてくれるんだろうか。
そもそも日本人はあまり意見を主張しない国情がある。主張せず、迎合するのをよしとしてきた。こんな国民に殺人事件の裁判で有罪か無罪か、量刑をどうするかなど、決められるんだろうか。
自分としては是非裁判員に一度は選んでもらいたいと思っている。何事も経験が大事。いろいろな経験をしたいと考えている。だけど、裁判だけでない様々な話を聞かされた後で、正常に判断できるかと言えばはなはだ心配だ。
当面アメリカほどひどくはないと思うが、早晩アメリカと同じようになるだろう。安易に買収されないためにも教育が大事なんだと思う。
たばこを吸っている人にとってはやめる機会としてはいい小説かもしれない。
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