レインツリーの国
有川 浩著『レインツリーの国』読了
『海の中』や『クジラの彼』を系統でこの小説を読んだ。クジラの彼はべたべたの恋愛短編集だが、こちらは中途失聴者の彼女と関西弁の彼の甘い恋愛小説だ。ふつうならこのジャンルは読まないんだけど、この著者なので許す。結構良かった。
まわりにも突発性難聴になった人もいて、少しは感じがわかる。健常者にとってはわからないことだが、ハンデをもつとそれだけで苦しくなるだろう。特に失聴者にとっては、インターネットや携帯メールなんかは結構使えるツールなんだろうと再認識した。
この小説はまだ読んでいない『図書館』シリーズに出てくる話なんだとか。(あとがきより)。出版社が違ってそういうことやって大丈夫なんだろうか。両方の宣伝になるからいいのか。いずれにせよ、しっかりした作家でなければ出来ないだろう。このお話の続編も出来たら作って欲しい感想を持った。
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