クドリャフカの順番―「十文字」事件
米澤 穂信著『クドリャフカの順番―「十文字」事件』読了
この著者については『犬はどこだ』で少し興味を持ったので、読んでみた。はじめはなかなかついていけず、結構時間がかかったが、トリックというか話のねたは結構おもしろく、じっくり読んでみる必要がある。
文化祭の3日間(そもそも3日間も文化祭をやっている高校ってあるのか)のお話だが、古典部で販売する冊子の注文を間違えて7倍も出来てしまい、それを売る話を縦糸に、3日間でいろいろな部活や研究会で物が無くなり、犯行声明があり、その犯人当てをする主人公たちをうまく書いている。ミステリーとしては良く出来ていると思う。
ただ、知らなかった私が悪いのだがこの小説はシリーズの3冊目でその元となる『氷菓』を読んでいないのでちょっとついていけない場面もすこしあった。
そんなわけで、シリーズ第一作を読みたくなった。
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