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フェルメール殺人事件

エイプリル ヘンリー著「フェルメール殺人事件」読了
たまたまフェルメールという単語で気になって読んだ。まあ、安心して読めるミステリーだ。
主人公のおばが亡くなり、絵画の小品を相続したことから、その価値を調べるためにニューヨークのオークション会社に鑑定をしてもらいに行き、ついでにメトロポリタン美術館を見学した際に絵の解説をしてくれた男性と出会い、そこから絵画とともに命を狙われることになり、最後は絵画を売って男性と結婚するといういかにもご都合主義でうまくまとまるのだが、結構フェルメールや当時のオランダのことがわかるし、展開も速いので面白い内容だった。
ただ、この本の題名はないんじゃないの。フェルメールが殺されるわけでもないし、いかにも取ってつけたような名前だし。原作はフェルメールの名前ではなかったので、翻訳した際の翻訳者がつけたか出版社がつけたか、ちょっといけていない書名になっちゃっている。そこが残念なところ。最初にも書いたが安心して読めるミステリーだ。

フェルメール殺人事件フェルメール殺人事件
エイプリル ヘンリー April Henry 小西 敦子

講談社 2002-04
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