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三百年の謎匣

芦辺 拓著『三百年の謎匣』読了
風邪で熱を出して、寝ているときに読んだが、なんとも奇妙なミステリーだ。
もともと短編集だった作品を集めて、その前と後に話をくっつけた感じではあるが、短編自体がそれだけでは完結しておらず、最後のお話を読むと隠された内容がわかるという凝った作りの小説になっている。
ただ、全体にスムーズに読めなかった。外国の登場人物の名前の長さにも辟易としてしまったが、それぞれの短編が消化不良で、最後を読むまで微妙な感覚がぬぐえなかった。これを連載小説で出されたようだが、最初に読んだひとはどうおもったのだろう。
なるべく一気に読むことをおすすめする。

三百年の謎匣三百年の謎匣
芦辺 拓

早川書房 2005-04-21
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