聖骸布血盟
『聖骸布血盟』読了
ブックオフで見つけて、おもしろそうかなと思って買っておいた1冊(というか上下巻セット)
ちょっとよくわからなかった。
聖骸布とはキリストが亡くなった際に遺体を包んだとされてきた布だが、その後の研究でキリストの時代のものではなく、1300年代の布であることは確定しているもの。ただ、偽物とかんたんに片づけるにはあまりにも謎が多く、人の顔かたちや腕と足の位置にある血痕のようなものを誰が作ったのか不明だ。この物語ではもともとの聖骸布を移動させるときに同じような布で包んだところ化学変化がおきて、もともとの成分が移ったという話にしている。真相は闇の中なので、おそらく二度とわからないだろう。
キリスト教圏の人なら少しはこの小説もおもしろいと思うのだが、ちょっと背景とかよくわからなくて厳しかった。聖骸布に興味がある人なら、どうぞ。
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