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臨場

横山秀夫著『臨場』読了
2004年のこのミスランクイン作品。
ずっと読みたかったのだが、読んでいるとあれ?これ読んだんじゃなかったかと勘違いしてしまったが、そのくらいほかの横山さんの作品と雰囲気が似ていて、すでに読んでいたのに記憶が薄れているのかと思ってしまった。過去ログを見てみたけど、読んでいないはず。
『終身検視官』の異名を取る倉石の周りで起きる事件を通じて、その背景にある人間模様をうまく表した短編集だ。真剣に読まないとすぐに置いて行かれるくらいに密度が濃いので読み飛ばしができないが、非常におもしろい。でも、ほかの作品とタッチが似すぎていて面白味に欠けると言えば欠けるのだが。はずれがないのでどれを読んでもおもしろい。警察ものを書かせたらいま一番おもしろいのが横山さんだと思う。今度は新ネタを期待します。

臨場臨場
横山 秀夫

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聖骸布血盟

『聖骸布血盟』読了
ブックオフで見つけて、おもしろそうかなと思って買っておいた1冊(というか上下巻セット)
ちょっとよくわからなかった。
聖骸布とはキリストが亡くなった際に遺体を包んだとされてきた布だが、その後の研究でキリストの時代のものではなく、1300年代の布であることは確定しているもの。ただ、偽物とかんたんに片づけるにはあまりにも謎が多く、人の顔かたちや腕と足の位置にある血痕のようなものを誰が作ったのか不明だ。この物語ではもともとの聖骸布を移動させるときに同じような布で包んだところ化学変化がおきて、もともとの成分が移ったという話にしている。真相は闇の中なので、おそらく二度とわからないだろう。
キリスト教圏の人なら少しはこの小説もおもしろいと思うのだが、ちょっと背景とかよくわからなくて厳しかった。聖骸布に興味がある人なら、どうぞ。

聖骸布血盟 上巻聖骸布血盟 上巻
フリア・ナバロ 白川 貴子

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