びっくり館の殺人
綾辻 行人著『びっくり館の殺人』読了
ミステリーランドシリーズの1冊。けっこう上質なミステリーで、著者の館シリーズをうまく入れ込んだ作品。ただ、途中までは小学校高学年でも大丈夫かと読み進んできたが、最後の近親相姦もどきはちょっといただけなかった。まあ、作品の底流に流れている姉の殺人事件と母親の発狂の理由としては悪くはないが、ミステリーランドの読者層を考えるとちょっと。
びっくり館というのはびっくり箱のような仕掛けが施された館のことだ。そこで発生した密室殺人の経緯と理由についてミステリーとして書かれている。大人が読んでもおもしろいし、すらすら読める感じからすると小学生から中学生なら十分に付いてこれる作品だ。
こういった作品をきっかけにミステリー好きな大人になって欲しいね。
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