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探偵伯爵と僕

森 博嗣著『探偵伯爵と僕』読了
ミステリーランドシリーズの1冊。
子ども向けに書いた探偵もので、これなら小学生高学年でも読み通せるのではないかと思う。素直なミステリーになっている。大人が読むとちょっと物足りなさを感じるだろう。
この作品は主人公の夏休みの宿題の作文として書かれている。主人公と探偵伯爵が出会うところから、同級生がいなくなり、それを探していくうちにさらにもう一人が失踪し、ついに魔の手が主人公に襲いかかる。最後はハッピーエンドとなるわけだが、本当の最後のところで探偵伯爵からの手紙があり、そういうことも盛り込まれていたのかともう一度読み返すこととなる趣向も入っている。
著者としてはなかなかの出来映えではないかと思う。西之園シリーズよりは全然中味のある小説だ。

探偵伯爵と僕探偵伯爵と僕
森 博嗣

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カジノを罠にかけろ

ジェイムズ スウェイン著『カジノを罠にかけろ』読了
2005年あたりのこのミスにランキングされていた作品。
ラスベガスのカジノの雰囲気が良く出ている探偵ものだ。ブラックジャックで勝ち続ける男の正体とその手口の調査を依頼された元刑事の主人公が、犯人とその最終目的をさぐり、最後の最後で犯行を食い止めるなかなか手の込んだ話になっている。
一昨年2度目のラスベガスに行って、すこしカジノで遊んだが、根が小心者なので結局スロットマシンしかやっていない。どうもカジノで外人のディーラーと話をしながらコインを賭けるなんてとても出来ない。まあ、話は出来なくても良いのだろうけど、マナーというか、チップのやり方とか気にしてしまって勝負にのめり込めないだろうと思ってやめているのだが、次回はルーレットくらいは挑戦したいものだ。
小説の中にも出てくるが掛け金が積み重なるタイプのスロットマシンがいろいろなところにあって、一攫千金できないかと何回かやったけど、まあ、当たらない。もっとも当たっちゃったらどうしたらいいのかよくわからないから、それも困っちゃうけど。聞くところによると余りに高額になると分割払いになっちゃうとか。税金も払わなければならないし、結構面倒。まあ、あたりもしないものを妄想しているウチが花かもしれない。

カジノを罠にかけろカジノを罠にかけろ
ジェイムズ スウェイン James Swain 三川 基好

文藝春秋 2005-03
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びっくり館の殺人

綾辻 行人著『びっくり館の殺人』読了
ミステリーランドシリーズの1冊。けっこう上質なミステリーで、著者の館シリーズをうまく入れ込んだ作品。ただ、途中までは小学校高学年でも大丈夫かと読み進んできたが、最後の近親相姦もどきはちょっといただけなかった。まあ、作品の底流に流れている姉の殺人事件と母親の発狂の理由としては悪くはないが、ミステリーランドの読者層を考えるとちょっと。
びっくり館というのはびっくり箱のような仕掛けが施された館のことだ。そこで発生した密室殺人の経緯と理由についてミステリーとして書かれている。大人が読んでもおもしろいし、すらすら読める感じからすると小学生から中学生なら十分に付いてこれる作品だ。
こういった作品をきっかけにミステリー好きな大人になって欲しいね。

びっくり館の殺人びっくり館の殺人
綾辻 行人

講談社 2006-03
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確定申告

確定申告の季節がやってきました。
昔は高額医療費の還付申告等をしてきましたが、昨年分でストックオプションの株を売買した関係で確定申告をしなくてはならなくなり、今日の午後休みをもらって行ってきました。
事前の準備として、まず、株でいくら利益が出たかを明細にして計算したものを作りました。これは単純に取得価格と売買価格の差を一覧にしてまとめただけです。それを元に国税庁の確定申告書作成コーナーで入力して確定申告書を作成しました。最初入力のしかたがわからずに、株の利益相当分と源泉徴収書の税金分だけ入れたら、ものすごい追加納税額が出てあせったけど、扶養控除分などをしっかり入れたら何とか妥当な金額になった。これを印刷して確定申告会場に持っていった。出来れば相談したかったのだけど、入り口にいた税務署のおじさんにさっと見て貰ったら、源泉徴収書を裏に貼り付けてBOXに放り込んでくれればいいとのことで、のり付けしてつっこんで終わりになった。こんなんだったら、休みを取るまでもなく、郵送すれば済んだ感じ。
今回は初めてだったので、本当にこれで正しいのか不安だったし、まったくの自己申告で証拠書類も添付していないので、これで税務署はちゃんと調べられるのかしら。まあ、問題があれば出頭を求められるはずなので、とりあえずほっとこう。
経験ができたので、来年からがインターネットで確定申告書を作成して郵送ですませてしまおうと思う。

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独白するユニバーサル横メルカトル

平山 夢明著『独白するユニバーサル横メルカトル』読了
2006このミス第一位。でも、これがミステリーか。選んだ人の気が知れない。
表題作を含む8編の短編集だ。ジャンルはなんと表現すれば良いんだろう。怪談ものやグロテスクな殺戮ものなど、ちょっと普通の人にはおすすめできない作品集と判断してしまった。
唯一表題作がまともな感じだが、これでもミステリーなんだろうか。表題の通り、地図が一人でしゃべる形の小説なんだが、うーん、おもしろいとまでは思えなかった。
日本推理作家協会賞も受賞したらしいが、推理小説でもないし・・・。なにを取って受賞となったのだろう。とても次の作品を読む気にはならない。

独白するユニバーサル横メルカトル独白するユニバーサル横メルカトル
平山 夢明

光文社 2006-08-22
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λに歯がない

森 博嗣著『λに歯がない』読了
シリーズものの5作目か6作目のはず。あいかわらずよくわからない話になっちゃってる。
建設会社の研究所で密室殺人が行われる。しかも4人も。おまけに殺された後歯を抜いてしまっている。ちょっと猟奇的なにおいもさせているが、実感がこもらない。今回の話では動機は何とかわかったけど、その結びつきもいきなりな感じがするし、流れていかない展開がどうにもおもしろくない。登場人物として出てくる大学生がまたよくわからない。ドタバタ系なのか何を意図しているのか。
今回は探偵側主人公の西之原さんと犀川助教授の哲学的な話がどちらかというとおもしろかったかな。
流れでこのシリーズも読んでいるのだけど、もう良いかなという感じ。読むのが難しいわけではないのだけど読んでいて楽しくないし、おもしろくない。初期の作品はわくわくしておもしろかったけど。なかで出てくるように犀川助教授が仕事に疲れている表現があるのだけど、本当に小説書くのに疲れてしまっているのではないのか。少し休んでみたほうがいいのでは。

λに歯がないλに歯がない
森 博嗣

講談社 2006-09-06
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犬はどこだ

米澤 穂信著『犬はどこだ』読了
2005年度このミス8位。
この著者の小説は初めてだったが、結構読みやすく、なかなか結末が予想できなくてわくわくして良かった。
犬を探すことを仕事とした探偵(探索か)事務所を開業した主人公に最初に持ち込まれた仕事が人捜しで、これが微妙にミステリーを帯びている。探し始めてすぐに街に帰っている痕跡が結構見つかるが、それが何を表しているか。平行して助手が行う古文書の内容調査があたかもとってつけたような状況だといえばそうなんだけど、決して違和感もなく話が進んでいく。結局この2つの仕事は絡み合っていくのだが、最後までなぜそうなのかがわからず、ミステリーとしては非常に良くできていたと思う。
若手の作家らしいので、別の小説も読んでみようと思う。

犬はどこだ犬はどこだ
米澤 穂信

東京創元社 2005-07-21
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自由の地を求めて

ケン フォレット著『自由の地を求めて』読了
そろそろケン フォレットの作品も読み終わってしまうか。この本もブックオフの100円コーナーで手に入れたが、はずれのない良い作品。
舞台は近代のスコットランドで始まり、アメリカバージニアで終わる。炭坑の奴隷に生まれた若者が、自由を求めてイギリス、アメリカと渡り歩き、そのなかでケンフォレットの得意なロマンスを交えて男と女の愛憎劇もちりばめ、最後には自由の身となり、愛する女と旅立っていく。『大聖堂』よりもあとの時代を一部史実を交えて非常にうまくまとめている。

自由の地を求めて〈上〉自由の地を求めて〈上〉
ケン フォレット Ken Follett 矢野 浩三郎

新潮社 2000-11
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液晶テレビがウチにやってきた

液晶テレビがやってきた。
自分の部屋はPCとTVが兼用になったソニーのCPD-17MSを使ってきたのだが、それが2週間ほど前からテレビとビデオからの入力を受け付けなくなってしまった。不思議なことにPCからの入力はOKで、パソコンは使えてきた。もっともこのテレビには悩まされてきた。テレビ関係の信号処理をデジタル化したのはわかるのだが、けっこう変な作りをしていてたまに映像が映らなくなったり、設定が変になったりしてきた。これがちまたで言う『ソニー品質』かと変に納得してきたのだが、いままでおかしくなったときにはコンセントから電源ケーブルを抜いてしばらくしてつなぐと(つまりハードリセットなのだが)正常に戻ることが多かった。一度画面が変な形で狭くなってしまい、このときはしかたなくメーカー修理をしたのだが、不思議と工場出荷状態に戻す方法がなかった。たぶん、どこかの設定値におかしな数字が入ってしまってそれによっておかしくしているはずなのだが、初期化ができないのでなんともならない。今回のたぶんそんなところかと思ったのだが、これでまたメーカー修理に出すと新品が買える修理代が請求されることを見越してあたらしくテレビ&ディスプレーを買うことにした。
ひさびさに電気屋のテレビコーナーに行って驚いた。ワイド型大画面に液晶テレビしか置いていない。しかもみんな高い。いくら地上波デジタルが始まったからと行っても、未だに多くの番組は4:3で出来ている。2年後どうなっているかわからないけど、みんなワイドテレビを買うしかない状況に追い込まれている。しかし、日本人は金持ちだ。でも、こんな大きなテレビをどこにおいて見るというのだろう。狭い部屋ではよけい狭くなってしまう。
そんな状況の中、いろいろな選択の中から、ウチはこれにした。

SHARP AQUOS 20V型 地上・BS・110度CS デジタル液晶テレビ LC-20SX5-SSHARP AQUOS 20V型 地上・BS・110度CS デジタル液晶テレビ LC-20SX5-S

シャープ 2005-10-01
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ワイドはやめた。だってPCで使うのにワイドは対応していない。ウチはケーブルテレビだから、本当はむかしでいうモニターで良かったのだけど、いまどきそんなものはなかなかない。PCでつかう液晶ディスプレーとアップスキャンコンバータという手もあったのだけど、接続がめんどくさいし。切替もめんどくさいし、リモコンだらけになっちゃう。ちなみにいまも、CATVのリモコンとTVのリモコンをつかうことになっちゃった。
でも20型になって明るくなって、良かった。昔のようにPCを使っていたときにTVを小さい画面で映してくれる機能がないので、TV見ながらPCというのは出来なくなったけど、とりあえず満足している。
ちなみにアップスキャンコンバータの紹介もしておこう。
NOVAC NV-ET190 PortaMedia MoniTV アップスキャンコンバータNOVAC NV-ET190 PortaMedia MoniTV アップスキャンコンバータ

ノバック 2004-04-09
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怪盗グリフィン、絶体絶命

法月 綸太郎著『怪盗グリフィン、絶体絶命』読了
ミステリーランドシリーズの1冊。2006年のこのミス8位。
小学校高学年でも読めるように配慮したミステリーランドシリーズだが、この作品もちょっと小学生には厳しいんじゃないか。
舞台は現代のアメリカ・ニューヨーク。怪盗グリフィンのもとに世界探偵グランプリの招待状は届くところから話は始まる。結局この招待には乗らなかったのだけど、直後にメトロポリタン美術館にあるゴッホの自画像を盗んでくれるように依頼が来て、結局この盗みは意図してやらなかったが、拳銃で撃たれて、その結果カリブ海に浮かぶボコノン国に行く羽目になり、そこで呪いのかけられた人形を盗むのだが・・・
登場人物が多いのと、みんな当然外人でなじみのない名前で誰が誰だかよくわからなくなってくる。(私だけかもしれないが)結局悪いやつが最後にわかり、大団円に向かう冒険ものといえばそうなんだけど、ちょっと感動は少なめか。気楽に読めるから、おすすめできる。小学生にはちょっと厳しいが中学生ぐらいが最初に読んで冒険ものとかミステリーに入って行くにはちょうどいい作品。

怪盗グリフィン、絶体絶命怪盗グリフィン、絶体絶命
法月 綸太郎

講談社 2006-03
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愚か者死すべし

原 リョウ(正確には寮のうかんむりを取った漢字)著『愚か者死すべし』読了
2005年のこのミス第4位。解説によればもともと著者が書いてきた沢崎という探偵ものハードボイルドの第二シリーズ。9年ぶりに書いた新作らしい。
前のシリーズを先に読めばもう少し良かったかとおもうけど、なかなか盛りだくさんな探偵小説でなかにちゃんとミステリーの要素も含まれている。なかなか凝った状況設定で、(ネタバレになるけど)銀行強盗を働いた犯人をかばう形で身代わりとなって自首した依頼人の父親が別のグループに警察署内で狙撃され、流れ弾で警察官が殉職するが、それが真実としては誤って狙撃されたのではなく、警察官をねらったものだった。その周りをいろいろなエピソードが絡み合ってけっこうおもしろかった。ただ、気合いが入りすぎなのか、盛りだくさんになりすぎている感じもした。
この前のシリーズを読んでみたくなった。

愚か者死すべし愚か者死すべし
原 リョウ

早川書房 2004-11-25
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