シリウスの道
藤原 伊織著『シリウスの道』読了
昨年のこのミスにランキングされていたはず。確かにおもしろい。
主人公は広告代理店の副部長で仕事は出来るが非主流派。上司は年下の女性。離婚間近。この部署に新たに新規案件の提案依頼が来て、会社の様々なメンバーをあつめてプロジェクトチームを組み提案に当たる。そんな中、中途入社した若者に仕事をおしえるところとか派遣社員にオンライン証券取引を逆に教わるなど仕事の臨場感がある。この状況下で主人公の子どもの頃の女友達とその夫が恐喝騒ぎに巻き込まれ、その対処とか非常におもしろい。ミステリーではあるが、舞台が広告代理業の仕事のやり方の点でも非常に参考となる。就職活動やビジネス書としても参考になるのではないか。
この小説は雑誌に連載されていたものであるが、ちょっと展開に違和感があるところもあるが概ねスムーズに読めるし、文句なくわくわくしておもしろい。
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