報復ふたたび
ジリアンホフマン著『報復ふたたび』読了
前作『報復』の続編であるが、まあ、これだけ読んでも何とかわかるようにはなっている。でも順番に読んだほうがおもしろい。
前作で死刑判決に追い込んだ検察官と警察官のカップルが主人公であるが、この事件の関係者=警察官たちが次々と殺され、死刑囚に再審に向けた証拠があるという情報の元に再審請求がされる。前の裁判の弁護人まで殺され、最後に検察官が狙われるというミステリーとホラーを組み合わせたような展開となる。アメリカのドラマとか映画を思わせる展開で、これなんかきっと映画になるんだろう。最後のところで犯人が出てきて大団円となるが、ほんとの最後のところで死刑囚の再審が認められるというところでこの小説が終わるので、もしかしたらこの続きがでてくるかもしれない。
この小説も古本屋で購入したけど、おそらくどこのブックオフにいっても必ずある定番となっている。この本がそんなに多くの読者に読まれたのか、それとも出版社が作りすぎて古書市場にみんな流れてしまったのか。まあ、読み手としては安くていい本が流通するのはいいことなんだが、出版社は儲かっているのかね。次を出せなくなってしまうのが心配なところ。
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