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震度0

横山 秀夫著『震度0』読了
刑事物ではすでに第一人者となっている横山さんの一級品の刑事ミステリー。おまけに阪神淡路大震災にからませるところはすごいアイデアだ。
あらすじを書くとネタバレになってしまうので、なかなか書きづらいが、N県の県警本部で警務部の課長が失踪する事件が起きる。折しも阪神淡路大震災の起きた日のことだ。ただ、N県は遠方であるため、県警としては応援を出す指示待ちとなる。そんななかで失踪事件に対して、キャリアである本部長と警務部長、ノンキャリアであるほかの部長たち、さらにその夫人たちが繰り広げる人間模様をうまく書き上げている。ミステリーの本質である失踪した課長の捜査の主導権争いと横糸で語られる大震災の被害状況や応援を出すかどうかの判断とか非常に話の内容にリアリティが出ている。
結末は書けないが、終盤に向け非常に読み応えがあるし、おもしろい内容だ。横山作品として代表作となるものと思われる。

震度0震度0
横山 秀夫

朝日新聞社 2005-07-15
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ロッテ アーモンド『韓国旅行プレゼント』

ロッテ アーモンド『韓国旅行プレゼント』に当選しました。
でもB賞2月出発済州島 「選べる韓国旅行 2泊3日を特別料金にてご案内!」でした。で、特別料金っていくらかっていうと32,000円/一人なんです。
まあ、ロッテホテルに泊まれるのだから安いのかもしれませんが、普通にパック旅行を検索すると28,000円くらいでもいけるみたい。特別料金って特別高くなっているってことなのかな。
ちなみにほかの懸賞では権利譲渡はできないのだけど、この賞に限っては権利譲渡は出来るは追加で何人でもいけるはすごい太っ腹?
もし、この金額で行きたい方がいらしたら、喜んで権利譲渡させていただきますので、コメントください。冷やかしはやめてね。

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阿弥陀堂だより

南木 佳士著『阿弥陀堂だより』読了
たまたま図書館で見かけて読むことにした。言わずとしてら小泉堯史監督の映画『阿弥陀堂だより』の原作だ。
私のつたないあらすじではこの小説の良いところを表せないので、BOOKデータベースより引用。
作家としての行き詰まりを感じていた孝夫は、医者である妻・美智子が心の病を得たのを機に、故郷の信州へ戻ることにした。山里の美しい村でふたりが出会ったのは、村人の霊を祀る「阿弥陀堂」に暮らす老婆、難病とたたかいながら明るく生きる娘。静かな時の流れと豊かな自然のなかでふたりが見つけたものとは…。
単純に田舎暮らしがいいだとか言うつもりはない。だが、いまの日本人がこのような暮らしをするようになって失ったものが多くあることを思い出させてくれる。貧乏かもしれないが生きていくのに十分な食べ物と衣類、住みかがあれば、お金では得られない幸福を得ることが出来る。
また、最近心の病となる人が自分の周りでも多くいる。じぶんでさよならしてしまった知り合いも二人出ている。世の中がおかしいとは思うけど、それを自分ではどうしようも出来ないと考えてしまうのだろう。そんなひとにぜひ読んで欲しい。環境を変えることによって気分もかわるし、違う人生も歩めるはず。冒頭でも言ったけど、けっして田舎暮らしをしただけでなんとかなると言うつもりはない。

阿弥陀堂だより阿弥陀堂だより
南木 佳士

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寺尾聰 小泉堯史 樋口可南子

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報復ふたたび

ジリアンホフマン著『報復ふたたび』読了
前作『報復』の続編であるが、まあ、これだけ読んでも何とかわかるようにはなっている。でも順番に読んだほうがおもしろい。
前作で死刑判決に追い込んだ検察官と警察官のカップルが主人公であるが、この事件の関係者=警察官たちが次々と殺され、死刑囚に再審に向けた証拠があるという情報の元に再審請求がされる。前の裁判の弁護人まで殺され、最後に検察官が狙われるというミステリーとホラーを組み合わせたような展開となる。アメリカのドラマとか映画を思わせる展開で、これなんかきっと映画になるんだろう。最後のところで犯人が出てきて大団円となるが、ほんとの最後のところで死刑囚の再審が認められるというところでこの小説が終わるので、もしかしたらこの続きがでてくるかもしれない。
この小説も古本屋で購入したけど、おそらくどこのブックオフにいっても必ずある定番となっている。この本がそんなに多くの読者に読まれたのか、それとも出版社が作りすぎて古書市場にみんな流れてしまったのか。まあ、読み手としては安くていい本が流通するのはいいことなんだが、出版社は儲かっているのかね。次を出せなくなってしまうのが心配なところ。

報復ふたたび報復ふたたび
ジリアン ホフマン Jilliane Hoffman 吉田 利子

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「吉田拓郎&かぐや姫in つま恋 2006」 生中継DVD

「吉田拓郎&かぐや姫in つま恋 2006」 のBS-hiの中継を親戚に録画してもらったのだが、DVD-RAMだった。私もよく知らなかったのだが、まず、うちのDVDプレーヤーがDVD-RAMに対応していない。そもそもBS-hiはデジタル放送なので、コピープロテクトされているらしく、簡単にはコピーも再生もできないらしい。一生懸命PCを使ってDVD-Rに落とそうとがんばったのだが、結局無理だった。
このDVD-RAMを再生することはあきらめた。総集編もビデオに録画したのだけれど、コンサートの曲間のおしゃべりは総集編でもほとんどがカットされていて、やっぱり生中継の録画が見たくて、いろいろ探しました。そうしたところ、ここの方がDVD-Rの落としていることを知りました。詳細は法に触れるかもしれませんので、申せませんがやっと生中継の録画を見ることが出来ました。どうもありがとうございました。

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贋作工房

夏季 真矢著「贋作工房」読了
先日の「モジリアーニスキャンダル」とかフェルメールなどに興味があって、たまたま手にとったもの。内容としてはいいんだけど、書き手の力量かな。
物語のあらすじとしてはニューヨークにあるメトロポリタン美術館のキュレーター(日本の博物館でいう学芸員みたいなものか?)が前館長スキャンダルに巻き込まれ、出世争いから左遷され、その仕返しをフェルメールの贋作を売りつけることで果たすのだが、その間に第二次世界大戦末期のナチスドイツの美術品略奪時の話とか、それが現代に結びついて起きる話とかを入り組ませて、著者としては面白くちりばめたつもりだろうけど、読んでいて続かないのがつらい。話のねたとしてはおもしろいし、興味が湧くのだけど・・・
途中で出てくるハッカーによるバチカンのコンピュータシステムへの侵入とか、メトロポリタン美術館の監視システムの制御とかコンピュータシステム関係の知識も間違っていないので、うまく書けばもっとおもしろいし、素直に読める小説になるだろうにちょっと残念な感じ。すし屋でせっかくいいねたを仕入れているのに、シャリが悪いか握りが悪いかで単なる普通の寿司になっちゃっている感じかな。このシリーズは続くみたいなので、次に期待したい。次を読むと決めたわけでもないが。

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夏季 真矢

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吉田拓郎&かぐや姫 つま恋2006 オフィシャルグッズ

今日ぴあからめーるがあって、「吉田拓郎&かぐや姫 つま恋2006」のコンサート会場で販売していたグッズの案内がきていた。このページで購入できるようだ。
けっこうオークションとか見ると当日に購入したものなんかがいい値段で落札されているのだけど、こちらは数量限定ではあるが良心的な値段で在庫処分している。買い忘れた方、思い出を買いたい方にはお奨めだと思います。

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卑劣 ドキュメントノベル生保

倉橋 康介著『卑劣 ドキュメントノベル生保』読了
図書館でぶるぶら見ていたときに題名に惹かれて借りてきて読んだ。
著者は大手生命保険会社を退職後この小説を書いたとのこと。フィクションと言っているがけっこう生命保険業界の裏面をえぐる内容でおもしろい。書かれた内容はある程度正しいと思うが、やっぱり日本的横並び主義で保険料が決まっているのだと思うと日本人はけっこう損をしているのだとわかる。談合によってどこの会社も同じような内容の生命保険になっていたり、またある一方では外資系の保険会社の足をひっぱったり。まあ、どこにでもある業界の出来事だろうけど、やっぱり自己責任で保険も選ばなければだめだということだ。あと、当たり前のことだけど保険金の請求は受取人がちゃんとやらないといけないので、家族の保険等はちゃんと整理しておかないといけないだろう。
生命保険の業界やら業務に関しては結構詳しいので、業界研究がてら読むにはうってつけだ。

卑劣 ドキュメントノベル生保卑劣 ドキュメントノベル生保
倉橋 康介

文藝春秋 2004-02-10
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携帯電話の料金表示は不当ではないのか

最近、自分の会社が携帯電話の代理店になったこともあり、各キャリアの料金体系についていやがおうでも考えなければならなくなり、比較表とか細かい説明とかをいろいろ調べていったら愕然とした。
ソフトバンクモバイルの『0円』については公正取引委員会が問題視して、結局表示を変えるみたいだけど、ドコモもauも似たようなもんだ。頭にきた例をあげると、
まず、ソフトバンクの問題となった0円の件。ソフトバンク同士は『無料』といいつつも、21時から24時という若者がよく使う時間帯は完全無料でなく、月間200分を越えた場合には課金される。これを無料と言えるのか。詐欺の手前という印象だ。昔の『Love定額』のほうがいさぎよかった。
ドコモで盛んに言っている家族割の『くりこせてわけあえる』というキャッチコピーだけど、これも実際は無料通信分の使わなかったものを3ヶ月『くりこせて』それで余った分を『分けあえる』ということなので、途中を省けば正しいけれど、実際にはこんなに余る人がいるとは思えない。ちなみにくりこした分は翌月優先して使われるので、3ヶ月くりこしてしまう分はよほどのことがなければ分け合える状態にはならないはず。まったくつかわないおとうさんとかが家族割にふくまれていたときとかぐらいだ。
auも似たようなもんだ。『無期限くりこし』って言ってるけど、繰越額にはそれぞれのプランで上限がある。上限以上は繰り越せない。だから、事実上使わないからといって無期限に無料分が繰り越しになることはない。
表現の問題といえばそうなんだけど、いかにもだまし討ちの印象が強い。ちゃんと料金体系を調べない馬鹿な利用者をだましている印象が強いよ。
もうひとつあった。家族割で3社とも家族間(ソフトバンクはソフトバンク同士)メール無料と書いてあるが、ソフトバンクモバイルは最初ショートメール(相当)のものだけを対象にしていたが、批判を受けてすぐにEメールも無料にした。ドコモはEメールは無料だが、ショートメールは無料の対象外。auは逆にショートメールは無料だが、Eメールは無料でない。まあ、各社でメールの定義は違うのかもしれないが、メール無料(でも無料ではないメールもある)というのは潔くない。
もっと調べれば下のほうに細かく書いた但し書きがいろいろ出てくるのかもしれない。競争の中でやっているので、自社の優位を宣伝するのは仕方がないとしても、利用者に誤解を与えると思われる表現を故意に使用していると思われるものばかりだ。ソフトバンクモバイルが公正取引委員会に事情聴取されたけど、ほかの2社だって同じようなもんだ。だまし討ちをするような宣伝を流し続けていることが本当にいいのか。利用者をだましてでも顧客を増やしたいのか。

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