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1985年の奇跡

五十嵐 貴久著「1985年の奇跡」読了
「2005年のロケットボーイズ」に続き、五十嵐さんの初期の作品を読んだ。ちなみに前の感想に著者ご本人(の事務所かな)からコメントをいただきました。ありがとうございます。
1985年の頃高校生だった人にはこの小説は甘酸っぱい感覚を味わえるのではないか。ちなみに自分はその頃大学を卒業して社会人になった頃だ。進学校の落ちこぼれが野球部でぼちぼち活動しているところに超剛速球投手が転入してきて、夏の大会で準決勝までいってしまうが、観客のやじで自滅し、その影響で本人は退部、部活動は休部となるが、勝利に目覚めて落ちこぼれたちが練習に燃えて秋期大会に挑むこととなり、夏に敗れた高校と再度戦うこととなる。
作り話といってしまえばそれまでだが、青春小説のつぼを押さえたよく出来た小説で面白かった。そういえばあの頃っておにゃんこクラブやとんねるずの全盛だったんだね。そういったところも思い出させてくれた。ちょっと感慨にふけってしまった。

1985年の奇跡1985年の奇跡
五十嵐 貴久

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「吉田拓郎&かぐや姫inつま恋2006」総集編 NHKBS2

NHK BS-2で「吉田拓郎&かぐや姫inつま恋2006」総集編1,2が放送されました。途中の休憩を入れて8時間半の映像(休憩があわせて1時間半くらいあったはずなので、実質7時間)を4時間にまとめてしまう関係で、けっこう曲をはしょってしまって、あと、けっこうおもしろかったお話もカットされてまあちょっと残念。「ファイト」とか「サマータイムブルース」とかカットして欲しくなかったね。
でも、時間から考えて仕方がないといえばしかたがない。市販されるDVDに期待したいところ。
ちなみに公式サイトによれば、NHKでは再放送を検討している。予定では、
「今日まで、そして明日から ~時代を拓いた男 吉田拓郎~」(仮)
11月23日(木)午前中NHK総合(再放送)
12月28日(木)19:30~20:58(NHK BSハイビジョン)

「吉田拓郎&かぐや姫inつま恋2006」総集編
年内にNHK総合放送での予定あり(時間、内容等の詳細は未定)
1月4日(木)19:30~ NHKBS2(再放送)
総集編(ハイビジョンバージョン)
12月31日(日)12:00~(終了時間は未定)NHK BSハイビジョン

だそうです。

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~Forever Young~ Concert in つま恋2006

ひさびさにつま恋情報です。
DVDの予約が始まりました。まだジャケット写真が登録されていませんが、予約中です。発売予定は12/20になってます。
10/23のNHKのドキュメンタリーは皆さん見ましたか。わたしは仕事の都合で生では見ることができなかったので、カミさんにビデオ(!ちょっと古いか)で取ってもらって翌日に見ました。カミさんと娘は生で見ていて、一瞬だけど自分が映っているとびっくりしていたが、自分もみて確認したけど、1秒くらい映っていました。
今度の日曜日に総集編が流れるので、それもビデオ録画する予定。親戚が取ってくれた生の録画はDVD-RAMからDVD-Rに落とす予定。そっちも見たいなあ。たぶん総集編は途中の話とかはカットされると思うので、生版のDVD-Rも大事かと。
まあ、DVDも買うだろうな。

~Forever Young~ Concert in つま恋2006~Forever Young~ Concert in つま恋2006
かぐや姫 吉田拓郎

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モジリアーニ・スキャンダル

ケン フォレット著『モジリアーニ・スキャンダル』読了
『大聖堂』がよかったので、古本屋でフォレットの本を結構集めていて、その1冊を読んだ。
イギリスを舞台に絵画の取引を行う画商のスキャンダルを取り扱ったものだ。モジリアーニは名前は有名だがどのような作品かよくわからない。その昔大阪の美術館で10数億円で落札したと言うからけっこうすごい画家なんだろう。でもモジリアーニは生前はまったく評価されず、極貧の中なくなっているということで画家と作品の評価、その後の価格の高騰とお金に化けていく様を批判しつつ、そこに贋作をあえて作り、べつの美術取扱会社の由来書を偽造しただけでころっとだまされる画商などをうまく描いている。
たしかに美術館でよく絵を見ている人にとっては本物と偽物の区別はつくのかもしれないが、素人は価格で判断してしまうのでころっとだまされてしまうのかもしれない。へたにお金を持っているといっそうだまされやすいのかもしれない。本当にいいものはなかなか手に入らないし、いいものはじっと見ているだけでわかる。
解説に贋作の作り方が出てくるが、模写したものを古く見せるやり方というものがあるということだ。まあ、貧乏人は写真で我慢するのがいいところだろう。なにごとも欲をかいてはいけない。

モジリアーニ・スキャンダルモジリアーニ・スキャンダル
ケン フォレット Ken Follett 日暮 雅通

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庖丁人轟桃次郎

鯨 統一郎著『庖丁人轟桃次郎』読了
この著者の本は結構読んでいる。今回も図書館でたまたま見て読んだ。でも、これってミステリーなの。
小料理屋の料理人が地上げをしようとする割烹との料理対決をする連作短編集なんだけど、その料理人が人殺しを殺す話だ。(もっとも料理人が殺人をしていると明言しているわけではないが。)現代の仕置き人を小料理屋の庖丁人がやっているという仮定で話がすすむ。
いろいろおかしいところはあるけど、そういうもんだということで読まないといけない小説だろう。まあ、読んでいて飽きることもなく、一気に読めるけど、読んだ後の読了感はほとんどない。読んだという感覚だけ。著者が何を意図して書いたのかよくわからん。
はずれとまではいわないけど、ほかの本の方がいい。

庖丁人轟桃次郎庖丁人轟桃次郎
鯨 統一郎

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町奉行日記

山本 周五郎著『町奉行日記』読了
昔古本屋で買ってずっとそのままになっていたものをやっと読んだ。
中にある表題作は映画『どら平太』の原作だが、そのほかの短編も非常におもしろい。全部で10の短編が収録されているが、それぞれそのまま映画にしても良いくらいの出来だ。いまから30年以上も前に書かれたものだがいま読んでも新鮮だ。こういった良い小説がいま出てこなくなったのは悲しい。
これを機会に山本周五郎や司馬先生の本を読んでみようかと思う。

町奉行日記町奉行日記
山本 周五郎

新潮社 1979-03
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どら平太どら平太
市川崑 役所広司

日活 2000-12-22
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蚊トンボ白鬚の冒険

藤原 伊織著『蚊トンボ白鬚の冒険』読了
『テロリストのパラソル』で江戸川乱歩賞、直木賞を受賞した著者の作品をたまたま見つけ、題名にもひかれちょっと立ち読みしたところおもしろそうだったので読んだ。
蚊とんぼが頭の中に入って、からだの能力を向上させたり会話をしたりするなど、状況としては突飛な感じだが、不思議と違和感なく入っていけた。冒頭から最後までは時間にすると二日くらいなのだが、ちょっとしたロマンスを挟み、まきこまれてしまった事件に振り回される展開は結構おもしろい。まあ、間に挟まる株の投資話とかITSの話とかもっと展開してもおもしろいと思ったが、つぼは押さえてあり内容として間違いがないと思われるのでなかなかよかった。パソコンの操作などもおかしいところがないのでスムーズに読めた。
なかででてくるカルシウムの体内コントロールによる運動能力の増強が出来たらけっこういいなと思った。そんな簡単なはなしではないだろうが。

蚊トンボ白鬚の冒険〈上〉蚊トンボ白鬚の冒険〈上〉
藤原 伊織

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蚊トンボ白鬚の冒険〈下〉蚊トンボ白鬚の冒険〈下〉
藤原 伊織

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Fedora Core 5 Linuxサーバ

仕事でLinuxサーバを構築して試験をしなければいけなくなったので、秋葉原の書泉で立ち読みをして一番わかりやすそうなもの&CD-ROMがついているものを選んだ。(ターゲットとなるマシンが少し古くて、DVD-ROMが読めないので。)
手順に従ってインストールすれば、まあ余程のことが無ければ正常にインストールされる。その昔、初めてインストールした頃に比べれば隔世の感がある。ちゃんとGUIのデスクトップが立ち上がるのだから。
その後、Webサーバとかを立ち上げようとしたのだが、外のマシンからアクセスするとつながらない。これで1日悩んでしまった。結局デフォルトで入っているFireWallの設定が悪さをしていた。もともとFedoraはデスクトップ仕様なので、サーバにするにはちょっと無理がある。
でも、こんなに簡単に、しかもユーザを気にすることなく、デスクトップのLinuxができちゃうなんて・・・
もうちょっと遊んでみるか。

はじめてのFedora Core 5 Linuxサーバ構築編はじめてのFedora Core 5 Linuxサーバ構築編
アイティーブースト

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シムソンズ

森谷 雄著「シムソンズ」読了
言わずと知れた?カーリングの日本代表にもなった女の子たちのカーリングをはじめた頃の高校生の青春ものです。なかなかカーリングの面白さがわからないとこの小説はわからないかもしれない。映画にもなっていて、すでにDVDにもなっていて加藤ローサさんとかが主演しているので一度見たいと思っている。
今年行われたオリンピックで小野寺さん、林さんがもともと作ったチーム名がシムソンズでアメリカアニメのシンプソンズの音を真似して(間違えて)このチーム名にしたとか。あのオリンピックの試合はぞくぞくする展開だった。久々に手に汗握るスポーツ中継を見た気がする。しかも、勝った後の小野寺さんの「おばあちゃん、勝ったよ。」という声が素敵だった。オリンピックのチーム青森からは小野寺さんも林さんも抜けてしまったけど、別のチームでがんばって欲しい。また、日本代表には海外のチームと互角の戦いとして欲しいものだ。あまり体格の差が勝負に影響しない競技であるので、世界一も手が届かないというわけでもない。団体競技で世界一っていいじゃない。

シムソンズシムソンズ
森谷 雄

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シムソンズ 通常版シムソンズ 通常版
大野敏哉 佐藤祐市 加藤ローサ

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北朝鮮核関連施設への空爆をアメリカに要求せよ

過激な題だが、こういう選択もあり得る。
北朝鮮はミサイルを持っている。これに今回実験を行った核爆弾を装着すると日本の各都市は標的になる。もしかするとすでにミサイルはセットされているかもしれない。金正日がやれっていえば、すぐにもミサイル発射できるかもしれない。
この状態は脅威だ。日本国政府は日米安全保障条約に基づき日本に脅威を与えている北朝鮮の核関連施設を空爆してもらったらどうか。アメリカは少し前に国連決議を無視してまで、イラクを攻撃して独裁政権をたたきつぶしている。イラクの時は大量破壊兵器の存在が疑わしいだけで攻撃までしているではないか。北朝鮮はもっとすごい。大量破壊兵器である核爆弾を保有していると宣言しているし、今回核実験をしてちゃんと動作すると言うことまで証明して見せたことになる。
たしかにアメリカ本土までとばせるミサイルはうまくいかないかもしれないが、日本や韓国にある米軍の施設は攻撃対象となりうる。もしミサイルが発射されたら確実の迎撃できるのか。いっそのこと最初に空爆しちゃったらどうか。日本にとっては脅威だ。
アメリカはどう行動するのか。中国に調整能力はあるのか。日本政府は決断するのか。平和と安定のためにどうするのがいいのか。ほっといたら、全面戦争になるんじゃない。でも、平和ぼけした日本は対応できるんだろうか。

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箸墓幻想

内田 康夫著『箸墓幻想』読了
古本屋で手にとって、暇があったら読もうと思っていた一冊。一気に読めたが私としてはおもしろくなかった。一般の読者受けはするのだと思うけど。
箸墓古墳は最古の前方後円墳らしく、一説には卑弥呼の墓と呼ばれている。(このサイトの説明が参考になると思います。)陵墓参考地であるため、発掘はもとより、立ち入りも制限されている場所である。この古墳が卑弥呼の時代のものであるかをミステリーのもととして、その近くで発掘が行われたホケノ山古墳で出た画文帯神獣鏡が実は箸墓を盗掘して出て来たもので、それを埋め戻して発掘したようにみせたとか書いてあるが、ちょっと現実的でない。そもそも陵墓参考地である箸墓を太平洋戦争前とはいえ盗掘出来るのかという点。古墳でそんなことやっていたら、すぐにみつかっちゃうよ。また、画文帯神獣鏡を埋め戻して発掘してそれがわからない点。以前に石器時代の発掘で『神の手』事件があったけど、発掘はそんな簡単なものではない。かくいう私も高校生から大学生に掛けて古墳の発掘のアルバイトみたいなことをやっていたけど、まず重要なものが出てきたときには掘り出す前にはきちんと図面に起こすし、埋め戻したりすると周りの土の色が違うのではっきりわかる。まあ、ミステリーだからね。
これを読んで、そのあと箸墓とかホケノ山古墳とかを検索したら、でてくるはでてくるは。邪馬台国の位置問題で奈良と九州で大論争というかネガティブキャンペーンやってる。まあ、大元はしっかり書いてくれなかった『魏志倭人伝』が悪いのだけど、中国のとっては東のちっぽけな国のことなんかしっかり書いてもくれないということ。それはいまの同じで中華思想の元、中国は一番だと思っている。まあ、アメリカだってそう思っているから大国はみんな同じか。
話がそれちゃったけど、このミステリーは浅見光彦シリーズのなかではおもしろいほうなんじゃないかな。ちょっと色恋沙汰も含まれているし。まあ、おすすめかな。古墳時代初期のおよび箸墓あたりの知識を得るにはちょうどいいミステリーだと思う。

箸墓幻想箸墓幻想
内田 康夫

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2005年のロケットボーイズ

五十嵐 貴久著『2005年のロケットボーイズ』読了
この著者の『Fake』がよかったので図書館で手に取った。
物語は落ちこぼれ気味の工業高校の高校生がキューブサットという超小型衛星を打ち上げる青春ものだ。話はまず設計のコンテストで優秀賞を取り、実物を制作して気球で飛ばし、目標地点に到達させるコンテストが行われるが、それで失敗。パラシュートが開かないという単純なミスだが、これでみんなががっくりしたところに、ロシアで衛星打ち上げビジネスに乗ってキューブサットを最終的に打ち上げ、それが無事動作するというものだ。最終的にうまくいくだろうとは思いながら、読み進むのだがけっこうおもしろい。こういう青春ものもたまに読むとおもしろいものだ。
ドラマ化されるといいなと思ったら、すでにドラマ化されてDVDにもなっていた。

2005年のロケットボーイズ2005年のロケットボーイズ
五十嵐 貴久

双葉社 2005-07
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ロケットボーイズ DVD-BOX
ロケットボーイズ DVD-BOX五十嵐貴久 白川士 遠藤雄弥

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stars羨ましいくらい青春!

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ワイオミングの惨劇

トレヴェニアン著『ワイオミングの惨劇』読了
何年か前のこのミスの上位に上がっていたので読んだ。これミステリーなのか。
100年前のアメリカで起きた惨劇というのか、田舎の町に現れたならず者に住人が巻き込まれて結局このならず者を殺してしまう冒険譚というか・・・
読みやすいんだけど、何が主題なのかわからない。はしはしに挿入される聖書の一部はジョークなのだろうが聖書を読んだことがないのでよくわからないし、そもそもアメリカの100年前の状況がわからないのでおもしろさがよくわからない。
ちょっといけてないかな。

ワイオミングの惨劇ワイオミングの惨劇
トレヴェニアン Trevanian 雨沢 泰

新潮社 2004-05
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the TEAM

井上 夢人著『the TEAM』読了
井上さんは昔は二人で岡島二人名義でミステリーを書いていたけど、どれもおもしろかった。一人になって少し書くペースが落ちてしまったけど、やっぱりおもしろい。
この作品は連作短編集だ。役者をやっていた霊媒師とそれをサポートするチームのお話だ。まあ、この小説で連続ドラマがすぐ作れそうなくらいドラマ慣れした小説だ。霊媒師といっているが詐欺師と紙一重で、相談にくる人の身辺を徹底的に調べてまるで見たかのように話すことにより信用させるものだ。確かにこんなにうまく空き巣に入ったり、インターネットを駆使して調べたりは出来ないと思うけど、なかなかおもしろい。手品師も同じだと思うけど、どんなトリックを見せられてもかならずネタがあって、まさか破った千円札が本当につながると言うことはないはずだ。ないはずだけど、それを見せられると信じてしまうくらいうまくないと手品師もやれないだろう。それと同じように霊媒師が事前に徹底的に被験者を調べ上げて見てきたことをあたかも感じたかのように話をして信頼させてお金をもらう。まあ、すべての霊媒師がそうだとは思わないけどそういうことがあってもおかしくない。
井上さんがすごいのは、そういった状況を作り出してそのなかで、ミステリーとなる話を短編として作り込んでいくことができる。10年前に自殺した妹が実は殺されたとか、失踪したと思われた妻が実は監禁されていたとか、出てくる話はそれほど変なことではないけど、非常におもしろくしてくれる。
一応この本の中で完結してしまっているが、このチームで長編を期待した。

the TEAMthe TEAM
井上 夢人

集英社 2006-01
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いま、会いにゆきます

市川 拓司著『いま、会いにゆきます』読了
ベストセラーとなった小説だが、図書館にあったので手に取ってみた。ベストセラーはそのときは読まないでブームが去ったあとで読む主義なので、とりあえず読んでみることに。
以前映画をみたが、こりゃ映画の勝ち。竹内結子のほうがいいなあ。この小説がベストセラーになる理由がよくわからない。もっとも映画を見ているのでその影響もあるのだろう。最初に小説を読んだら、最後の澪の手紙の場面で感動してしまうだろう。でもそれ以上に竹内結子の最後の場面はよかった。
やっぱり小説よりは映画の方が10倍くらいいい。

いま、会いにゆきますいま、会いにゆきます
市川 拓司

小学館 2003-03
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