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北緯四十三度の神話

浅倉 卓弥著『北緯四十三度の神話』読了
『四日間の奇跡』以来この著者の小説を読んでいる。たまたま図書館で見つけて手に取ったが、非常に良い作品だった。でも、この作品名はちょっとどうなの。
中学生のときに、両親を事故で亡くした姉妹が主人公。おまけに妹の恋人も亡くしてしまう。妹はラジオ局のジョッキー、姉は大学の助手で専門は生物学。この二人のお話だが、非常にこの女性を生き生きと描いている。深夜放送のディスクジョッキーが途中に挿入され、亡くなった両親や恋人のことが二人に重くのしかかった感情をうまく描いている。最後、ハッピーエンドとなるところもうれしかった。ほのぼのとした読了感を味わい、もう一度頭からざっと見返して、ちりばめられた伏線を確認してしまった。この小説はドラマにしてもおもしろいのではないかと思う。
表題の北緯43度は作品の最後に出てくる、札幌とシカゴ、ドイツを結ぶ緯度だが、これを作品名にしなくても良かったのではないかと思う。この作品名じゃあ、著者を知らない読者は手に取らないんじゃないかな。
あと、最後に出てくる曲、ネーナの『ロックバルーンは99』をインターネットで調べて視聴してしまった。84年の大ヒット曲らしい。聞いてみたくなるほど、この小説はいい。

北緯四十三度の神話北緯四十三度の神話
浅倉 卓弥

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