ヴィラ・マグノリアの殺人
若竹 七海著『ヴィラ・マグノリアの殺人』読了
通勤の途中で少しずつ読んできたがやっと読了。
神奈川の仮想の都市、葉崎市の新興住宅地で起きた連続殺人事件で住民がみんな怪しくて、犯人捜しとしてはおもしろい。でも、いかにもへんな状況の住民ばかり。亭主が失踪したとか同じく自殺しちゃった夫とか、昔の恋人が被害者かもとか怪しくするための設定が多すぎる。
じっくり読めばおもしろいのだろうけど、なんせ登場人物が多い。みんな怪しいからよけいに困る。しかも人物の描写にメリハリがないので、人がわからなくなっちゃうんだよ。冒頭の登場人物リストと地図をコピーでもしていて、横に置いて読まないと誰が誰だかわからなくなってしまう。秋の夜長にじっくり読むべきで、一気に読めないならすこし読み直ししながら読むこと。
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