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大聖堂

ケン・フォレット著『大聖堂』読了
どこかの書評で紹介されていたのをおぼえていて、たまたま門前仲町のブックオフで見つけてかってあったものだが、このたびやっと読了。文庫で3冊(上中下)もある長い小説だけど、非常におもしろかった。
著者はスパイ小説などで著名だが、この小説は中世ヨーロッパを舞台に教会の大聖堂を建設するなかで、様々な登場人物が織りなす非常にわくわくする展開でおもしろかった。大聖堂を建設する建築家とその家族を中心に、修道院長、司教、伯爵など、いきいきとした人物描写で長い小説だが最後まで飽きることなく一気に読める。最初に建築家の妻が出産によって亡くなるところからぐいぐい引き込まれる。特に女性の登場人物がいい。アグネス、エリン、アリエナそれぞれが生き生きしているし、その境遇にハラハラさせられる。
長い小説だが、読む価値のある本。

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