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魔王

伊坂 幸太郎著『魔王』読了
読んだには読んだが、著者の主題がよくわからなかった。まあ、ミステリーというわけでもないので、わからないのもしかたがないが。なかに政治的な話が出てくるが、こういった小説の中で憲法改正のこととか国民投票法のこととかでてくるので、それをどう受け取りのか。個人的には良いとは思うが。
中で出てくる大量破壊兵器保持の疑いのあっただけのイラクを攻撃して国を崩壊させるのに、核兵器保持を明確に表明している北朝鮮を同じ理由で攻撃しないアメリカを批判している。たしかに道理が通らない。昔からの教育のせいかもしれないが、アメリカ至上主義にだまされているところもあり、アメリカが公平でないことを行うことに違和感を感じるが、アメリカといっても結局は一つの国であり、利害が当然ある。石油を持っているイラクはほしいが、欲しいものがない北朝鮮は直接攻めてくるとかなければとりあえずほっておこうということなのだ。当たり前といえば当たり前。世界の警察のはずだが、警察にも事情がある。
国民投票法と憲法改正でもこの国民のことをよく分析している。憲法もずっと改正を拒んできたが、一度それが破られると雪崩のようになんでもかんでも改正してしまうのではないかと言っている。日本人は熱しやすく冷めやすい。消費税の時も大騒ぎしたが、結局一度認めてしまうと3%から5%になるときはなんとなくあげてしまった。この調子で10%ぐらいまではあがっちゃうんだと思う。
悪いことばかりではないが、もっと国民としては政治に関心を持たなければならないだろう。少なくとも払っている税金や年金がどうなっているかは気にしなければならないだろう。

魔王魔王
伊坂 幸太郎

講談社 2005-10-20
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