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雪の夜話

浅倉 卓弥著『雪の夜話』読了
夏のこの時期なのだが、冬の雪の話だ。この世にないものと表現したらいいのか、民話で出てくる『ゆきんこ』のような少女とのふれあいの中で、主人公が立ち直っていく状況をうまく描いている。前作『君の名残を』では鎌倉時代の木曽義仲、巴御前を使って現代からタイムスリップした人間を描いたが、この作品では同じ底流に流れる魂というか心というかそういったものを現代の場面で表したものではないかと思う。これを読んでもう一度『君の名残を』を読んでみたくなった。
ほのぼのする読了感がある。良い作品だ。

雪の夜話雪の夜話
浅倉 卓弥

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魔王

伊坂 幸太郎著『魔王』読了
読んだには読んだが、著者の主題がよくわからなかった。まあ、ミステリーというわけでもないので、わからないのもしかたがないが。なかに政治的な話が出てくるが、こういった小説の中で憲法改正のこととか国民投票法のこととかでてくるので、それをどう受け取りのか。個人的には良いとは思うが。
中で出てくる大量破壊兵器保持の疑いのあっただけのイラクを攻撃して国を崩壊させるのに、核兵器保持を明確に表明している北朝鮮を同じ理由で攻撃しないアメリカを批判している。たしかに道理が通らない。昔からの教育のせいかもしれないが、アメリカ至上主義にだまされているところもあり、アメリカが公平でないことを行うことに違和感を感じるが、アメリカといっても結局は一つの国であり、利害が当然ある。石油を持っているイラクはほしいが、欲しいものがない北朝鮮は直接攻めてくるとかなければとりあえずほっておこうということなのだ。当たり前といえば当たり前。世界の警察のはずだが、警察にも事情がある。
国民投票法と憲法改正でもこの国民のことをよく分析している。憲法もずっと改正を拒んできたが、一度それが破られると雪崩のようになんでもかんでも改正してしまうのではないかと言っている。日本人は熱しやすく冷めやすい。消費税の時も大騒ぎしたが、結局一度認めてしまうと3%から5%になるときはなんとなくあげてしまった。この調子で10%ぐらいまではあがっちゃうんだと思う。
悪いことばかりではないが、もっと国民としては政治に関心を持たなければならないだろう。少なくとも払っている税金や年金がどうなっているかは気にしなければならないだろう。

魔王魔王
伊坂 幸太郎

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中国視察旅行 その7

<7日目>
日本vsブラジル戦を観戦するために午前3時に起床。残念な結果にがっかりしながらも、チェックアウトの支度をして、6時にロビー集合。マイクロバスで空港へ。途中朝の体操か太極拳をやっている姿があちこちで見られる。約1時間で空港に到着。上海経由で成田にいくことになるが、西安から上海は国内線で、国内ルールで酒類の機内持ち込みができないという注意を聞いていた。預ける荷物もX線で調べられてアルコールの本数が多いと言うことで空港職員に文句をいわれるが、ガイドさんに話をしてもらい、なんとか通過。不思議なことに中にはいるとお酒を売っている。それじゃあ酒類の機内持ち込みって何?
紹興酒を売っていたので、値段を見て17元かと思ったら、ドル表示だった。高いので上海で買うことに。
西安から上海までの国内線ではサンドイッチが出た。日本にはない非常に堅いパンで作ったサンドイッチだった。まあ、食べられないわけではない。
上海に到着し、乗り継ぐのだが、これがまた大変で手続きのために空港内をぐるぐる回ることに。
乗り継ぎは約1時間で、その間に最後のおみやげを買う。紹興酒とパンダのぬいぐるみなどを買う。
上海から成田は穏やかな飛行で、途中食事が出たが行きと同じメニューだった。飲み物はビールを飲んだが、現地のものであまりうまくなかった。
成田に無事到着して、入国審査をし、特に問題もなく無事全日程を終了。

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コンプライアンス・マネージャ試験

コンプライアンス・マネージャ試験がありました。東京まで受験に行ってきました。
どういう経緯かわかりませんが、会社で受験することになって、結構な数の会社の人がいっしょに受験しました。コンプライアンス・マネージャの詳細はコンプライアンス・オフィサー認定機構に出ています。
いろいろおもしろいことがあったので、報告します。
・マークシートの解答用紙が単なる紙だった。どう考えてもマークシートリーダーには掛けそうもないしろものでした。
・試験に身分証明書が必要だと言うことで、運転免許証を裏にして机に出しておいたのですが、まったくみませんでした。
・問題で『社長が勝手に絵画を購入し・・・』という設問で、どこの会社にもあるのだなと思った。回答としては取締役会で糾弾するとか出ていたが、ワンマン社長に対して誰も言えないだろうな。どこもそうだろうけど。

ろくに試験勉強もしなかったけど、できているのかどうかもよくわからない。しかも問題用紙まで回収されてしまったので、自己採点もできない。どうでもいいんだけど。

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再生巨流

楡 周平著『再生巨流』読了
図書館でたまたま見つけた。楡さんの小説はほとんど読んでいるが、どれも非常におもしろい。これはビジネス書としても通用する小説だ。主人公は大手運輸会社の営業管理職だが、新規企画を行う新部署の部長となる。これが実は左遷であったのだが、転んでも倒れない非常にバイタリティにあふれた個性の強い人間だ。この運輸会社が新たなビジネスをはじめると言うことで、アスクルの様な通販事業を行うものだ。この話のモデルはたぶん佐川急便なのではないかと思う。あとがきにここを参考にしたとでている。あと、アルツハイマーについてもここを参考にしたとでている。
もともと楡さんは米国系企業に勤務している時に書いた『Cの福音』がベストセラーとなり、作家になったと略歴に書いてある。この主人公朝倉恭介シリーズは6冊出ているが、これも本当におもしろい。ビジネスの感覚は会社員をやっていたときのものであると思われるが、小説の中にでてくる会社でのやりとりとかは非常に現実感がある。なかなか企画書をつくったところで、上司やその上が理解して認めてくれるかというとそういうことは少ないものだ。確かに新しいことをやるとなったら、リスクもあるし儲かれば利益も出るが、そううまくいくとは限らない。うまくいくと決まっているのであれば、誰でもやるだろうし、誰かが先にやっているものだろうし。この小説のように新しい事業を立ち上げる経験など、一生のうちに1度あるかどうかだろうし、うまくいくとも限らないし。そういった体験をこの小説で仮想体験できる。おすすめできる小説。

再生巨流再生巨流
楡 周平

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中国視察旅行 その6

<6日目>
この日も朝から雨。二日続けて雨が降るのは非常に珍しいとか。
マイクロバスでホテルを出発して、約一時間かけて兵馬俑を見にいくことに。現地では日本語を話せるガイドさん(曹さん?という女性)に案内してもらって見学をした。
世界遺産に登録されたと言うことだが、非常にすばらしい。始皇帝陵は保存技術がないとか、地下宮殿がある、水銀が埋められていると言うことでまだ発掘されていない。周りも一部しか保存していない。博物館はどれも本物を展示してあってすごいの一言。

Dscn0765

(ここでカメラの電池が切れ、このあと撮れていない。)
奥でガイドブックを販売していて、その隣で老人がサインをしていて、聞いたら兵馬俑を発見した農民の一人で、たまに来てサインをしているとか。せっかくなのでサインをしてもらう。
兵馬俑をじっくりみて、昼食の後、華清池(こちらが参考になります。)に行くことに。華清池は玄宗皇帝が楊貴妃とすごした別荘と言うことで、景勝地で温泉も出るところらしい。あと、近代では蒋介石が襲われたところだとか。中国の歴史に詳しくないので、なかなかわからない。
その後、1時間かけて西安市内にもどり、碑林博物館の近くの土産物街に行った。明日は出発なので、みんなおみやげを買う。ただ、値引き交渉をしないといけないということで、買いたいものを決めたらガイドさんに交渉してもらうことに。いっしょに行った人は翡翠のペンダントを買おうとして、1300元との表示のものを300元まで下げさせて購入。自分も買おうと思ったが、つける趣味もないし、かみさんも喜ばないと思ったのでやめた。はんこやで子どもの分とかのはんこを彫ってもらった。これも最初80元と言っていたものを25元まで下げてもらった。ガイドさんのおかげです。
夕食は火鍋料理屋に。半分は白いスープ。半分は赤いスープで赤い方はからしいっぱい。そこにひたすら肉、野菜を入れてくれて、皿に盛ってくれるのだが、非常に辛い。おまけに昨晩も飲んだ52度の火の出るお酒の乾杯攻勢で、酒も火が出るが鍋も火が出る。ひさしぶりに食事で汗だくになった。
食事の後、足つぼマッサージにいった。コースで100分50元だったと思う。足つぼ中心に、肩とか腕とかもやってもらえる。すっかりリラックスできて、足はひとまわり小さくなった気がした。
これでほぼ視察旅行の日程は終了。ビールを1缶飲んで就寝。3時に日本vsブラジル戦があるので、起床予定。

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中国視察旅行 その5

<五日目>
朝から雨。西安で雨はめずらしいとか。視察先のソフト開発会社に行って、仕事の内容や状況を聞く。
午後は大願塔にいった。(まともに写真も撮らなかったので、こちらを参考にしてください。無断リンクしてますが。)
Dscn0747

本当はこのあと陜西歴史博物館に行くことになっていたが、大願塔で塔の上まで登っていたり、のんびり見学していたら時間が無くなってしまって、博物館はやめにした。一度ホテル近くまで戻り、休憩の意味でお茶をすることに。喫茶店とおぼしき店に入り、コーヒーを頼んで待つが、いっこうに出てこない。ガイドさんが聞いたところ、コーヒー豆を挽く機械が故障したとか。仕方がないのでお茶に変更。まったりと休憩した後におみやげを買いにスーパーに。スーパーは値段が安いことを除けば、日本にあるスーパーと代わりはない。土産となるものをいろいろと買う。会社と自宅には無難にチョコレートを。紹興酒を買おうとして探したがなかった。昨日飲んだ白い甘いお酒:黄桂稠酒を結局買う。(17元くらいだったはず。)つまみにピーナッツを買ったが1袋2元(約30円)だった。
夕食は西安飯店(とか言う名前だったと思う。国の機関だと言われたが。)で食事。この日は52度の透明なお酒が小さなおちょこにつがれて、まずみんなで乾杯。あとは中国式(乾杯したい人と)乾杯が繰り返される。ちなみにこのお酒は火がつくほどの度数。一気に飲み干さないと口の中がただれる。飲み干すとのど、食道、胃で火がつく。すぐに何か食べないと。
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食事の後はカラオケに。こちらではKTVというらしい。たしかに日本語の歌もあるのだが、数は少ない。健全にジュースとフルーツでカラオケだった。
これでこの日は終了。

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