暗黒館の殺人
綾辻 行人著『暗黒館の殺人』読了
昨年のこのミス1位の作品。やっと読了した感じ。しかし長い。新書版で上下2巻2段組で膨大な分量だ。たしかに長いだけではないのだが、登場人物は多いし、話向きが全体に暗いし、時代がかっている感じがするし、何にせよ長い話なので途中で読むのを挫折しながらも読み終えたと言うことでおもしろい作品ではある。評価はいまいちか。作者の思いがこもっているのはわかるが、力の入りすぎじゃないんだろうか。あとがきでこの本を8年かけて書いたと言うことなので、力の入れようと言うか、よく途中であきらめなかったものだということに感心。さらにこれだけの長い本を出版した出版社に拍手。このミス1位になったので、結構売れたんじゃないかな。これで著者が燃え尽きないことを祈る。
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