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世界をだました男

フランク アバネイル著『世界をだました男』読了
古本屋で見つけて一気に読んだ。これがノンフィクションだから余計におもしろかった。この小説は後にスピルバーグ監督ディカプリオ主演で原題の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』という名で映画化されて、これをアメリカに出張した折の飛行機の中で見ていつか読もうと思っていたが、映画も面白かったが小説はそれに輪をかけて面白かった。
舞台は1960年代のアメリカで小切手の偽造(というか工作)でお金を受け取る詐欺を巧妙に行う犯罪者の話だ。主人公は20歳前の若者でつかまったときも20台前半だったはず。だますためにはパイロットの服装や大学医学部の卒業証明書などを仕入れ、ひたすらだましまくった。主人公が非常に賢かったので、小切手の換金の仕組みや銀行間のチェックのやり方などを調べたり、医者に成りすましたときにはひたすら医学書を読んだり、検事に成りすましたときには法律書を読んだりとふつうにちゃんと勉強すればそれなりに成功したはずだが、犯罪者の道を選んでしまった。ただ、人に傷つけることもなく、困らせることもなく、どちらかというと子供のいたずらと同じ感じでひたすら犯罪を重ねていった。それなりの身なりの人が持ってきた小切手に対する世間の信頼を逆手にとって、パイロットの制服でホテルのフロントで小切手を換金するのは非常におもしろい。
だれしも、子供のころはいたずらをしたのではないか。だれかの教科書をそっと別の人のものとすり替えたり、机を丸ごと入れ替えたり。昔を思い出す不思議な感覚がこの本を読んでいて浮かんできた。こんな面白いことを大人になっても続けられたらよかったのに。現実は厳しい。

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