弥勒の掌
我孫子 武丸著『弥勒の掌』読了
文藝春秋のミステリーマスターズシリーズの1冊。このシリーズには『葉桜の季節に君を想うと言うこと』がはいっているので、けっこう力を入れているシリーズかと想う。我孫子さんのミステリーは人形シリーズなどを読んだが、この本も期待していたけどちょっと裏切られた感じ。いまいち入り込めなかった。結果的に二つの殺人が最後に結びつくけど、ちょっと強引。状況が作られすぎ。宗教との結びつきが中途半端。じっくり読めばおもしろいかもしれないが。でも、もっと宗教との関係をうまく書けば、おもしろくなったと思うけど、力つきてしまったのではないかと思う。
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