ヒートアイランド
垣根 涼介著『ヒートアイランド』読了
著者の『午前三時のルースター』『ワイルド・ソウル』と非常におもしろい作品を続けて読んで好きな作家となった。その次の作品はこの『ヒートアイランド』『ギャングスターレッスン』『サウダージ』と続くのであるが、なかなか図書館でも見つからなかったが、やっと古本屋で見つかったので早速購入し通勤途上に読んだ。前作に負けず劣らずおもしろい。
渋谷界隈の若者のストリートギャング団の中心メンバーが別の強盗団が奪ったやくざの金を結果的に奪ってしまったことからそれを取り戻そうとするやくざと対立する別のやくざ、強盗団などが入り乱れて最後の撃ち合いのシーンは圧巻。非常に良く計算された話の進み方と人物の描写、人物の過去などをよく描いている。私のあらすじではわからないと思う。読んで損はしない小説。読んだ後も爽快感に包まれるいい小説だ。
次はこの続きの『ギャングスターレッスン』を読む予定。
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